上肢・生活機能障害

日常生活において、手を使用することは非常に重要な役割を持っていますが、さまざまな疾患や病態により手の機能が障害され、手を使用しづらくなることがあります。手の機能を改善するための、より良いリハビリテーションの研究はとても重要です。運動機能の再獲得のためにさまざまな最新治療が開発されていますが、私たちは国内外の最新の治療を導入するとともに、客観的な動作分析に基づいて目的に応じて最適な治療を選択する仕組み作りを行っています。

日常生活における上肢運動の分類、三次元動作解析による上肢運動の定量化、活動分析、末梢磁気刺激による麻痺改善効果、重度麻痺筋の筋パターン分類とそれに基づくゲーム型訓練、上肢ロボット(Kinarm Exoskeleton Labs™)による精緻なリーチ動作分析、InMotionARM™、ReoGo®-J、CoCoroe AR²、Trymotion AMADEO®などさまざまな上肢訓練ロボットの効果検証、上肢痙縮の定量評価などを実施しています。

三次元動作解析装置 KinemaTracer®による上肢の動作分析(キッセイコムテック株式会社と共同開発)

重度上肢麻痺患者さんのためのゲーム型エクササイズシステム(スピード株式会社・SMK株式会社と共同開発)

前腕から出るわずかな筋肉の情報(筋電図)を解析して運動の意図を読み取り楽しくゲームを行いながら運動ができるシステムを開発中です(厚生労働省 障害者自立支援機器等開発促進事業)。

上肢訓練ロボット(左上:ReoGo®-J、右上:InMotionARM™、左下:Tyromotion AMADEO®、右下:CoCoroe AR²)

 

研究一覧

研究Research activities