日常生活において身体を動かす量は、体力の向上と密接に関係します。一日の中でリハビリテーションの時間は長くて2-3時間程度ですので、それ以外の時間にどのくらい運動するかも重要です。NTT株式会社、東レ株式会社と共同で、着衣から心拍や活動量を測定するウェアラブル生体モニタリングシステム(hitoeシステム)のリハビリテーション患者さんへの応用に取り組み、日々の活動がどのくらいなされているか、その活動量が機能改善にどのくらい影響を及ぼしているのかを明らかにする研究を実施しています。また、運動中の血液の酸素の状態をモニターできるパルスオキシメーターの開発(日本精密測器株式会社との共同開発)などにも取り組んでいます。リハビリテーションで患者さんの運動機能のトレーニングを行うだけでなく、日常生活で身体を動かす量をモニタリングし、それを増やしていく目標を設定することで、体力の向上に役立てる取り組みも実施しています。
hitoeリハビリシステム(NTT株式会社、東レ株式会社と共同研究)
運動中に血液の酸素の状態と脈拍を測定できるパルスオキシメーターと測定レポート(日本精密測器株式会社と共同開発)