藤田リハビリテーション医学・運動学研究会
これまでの研修会


202

第221回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2024年3月11日(月)17:30〜
 場 所:オンライン(Zoomウェビナー)
     学内参加者は藤田医科大学病院 外来棟6階 6−1セミナー室
 講 師:田中悟志 先生
     浜松医科大学医学部医学科心理学教室 教授
 テーマ:リハビリテーションと動機づけ

 今回は、田中悟志先生に「リハビリテーションと動機づけ」と題してご講演頂きました。今回の講演では、医療者と患者の動機づけについての認識やそれらを踏まえた動機付けモデル、動機づけを高めるための介入など、大変分かりやすくご紹介いただきました。医療者と患者の動機づけについての認識が異なっている点は、私たちが臨床を行う上で注意すべきであると感じました。また、3つのコア動機づけは多くの患者に応用できるため、明日からの臨床に活かしていきたいと思います。
 「セラピストはMotivator」という田中先生のお言葉を胸に刻み、より良いリハビリテーションを行っていきます。

第220回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2023年12月11日(月)17:30〜
 場 所:藤田医科大学 大学1号館500人ホール
 講 師:Hermano Igo Krebs 先生
     Principal Research Scientist at MIT’s Mechanical
     Engineering Department and the Director of The77Lab
 テーマ:Rehabilitation Robotics: A Critical Look

 今回は、Hermano Igo Krebs先生に「Rehabilitation Robotics:A Critical Look」と題してご講演頂きました。今回の講演は、上肢機能訓練ロボット(MIT-Manus)の様々な研究報告や3次元動作解析など、リハビリテーションにおける最新技術についてご紹介頂きました。特に、MIT-Manusの実用例とその効果について、多くの動画や研究結果を用いて説明頂きました。その中で、ロボット訓練には費用がかかる印象がありましたが、通常ケアと比較して長期的に見ると医療費が低いというお話は大変興味深かったです。
MIT-Manusは当院にも導入されている機器であるため、講演で得た知識を今後のリハビリテーションにおいて活用していきたいと思います。

第219回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2023年11月6日(月)17:15〜
 場 所:藤田医科大学 大学1号館 500人ホール
 講師1:Lorraine A. Ramig, PhD, CCC-SLP
     Professor Emertus, University of Colorado-Boulder Senior Scientist,
     National Center for Voice and Speech-Denver Honorary Adjunct
     Professor, Columbia University-Teachers College-NYC Chief Scientific
 講師2:Jessica Galgano, PhD, CCC-SLP
     LSVT LOUD Faculty and Clinical Expert, LSVT Global, Inc.
     CEO, Open Lines Speech and Communication
     Faculty Instructor, NYU Grossman School of Medicine
 テーマ:New Applications of LSVT LOUD to Other Neurological Disorders, Pediatrics, Swallowing,
     Machine Learning, and Global Impact

 今回は、Lorraine A.Ramig先生とJessica Galgano先生に「New Applications of LSVT LOUD to Other Neurological Disorders,Pediatrics,Swallowing,Machine Learning,and Global Impact」と題してご講演頂きました。
 
講演では、パーキンソン病患者に対する「声」の改善を目的とした治療プログラムの概要や実際の治療場面を動画を交えて説明して頂きました。本講演を拝聴し、LSVT LOUDはパーキンソン病のみならず他の疾患に対しても表情を豊かにし、QOLの維持・向上につながる介入であることを知ることができました。今回の講演で得られた知識を、今後のリハビリテーション介入に役立てていきたいと思います。

第218回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2023年9月29日(月) 17:30〜
 場 所:オンライン(Zoomウェビナー)
     学内参加者は藤田医科大学病院 外来棟6階 6−2セミナー室
 講 師:David Franklin, Prof. Dr.
     Technical University of Munich
     Department of Sport and Health Sciences
 テーマ: Representation of independent motor memoriesRepresentation of independent motor memories

 講 師:大須 理英子 先生
     早稲田大学人間科学学術院 教授
 テーマ: Representation of independent motor memoriesRepresentation of independent motor memories

 今回はDavid Franklin先生に「Representation of independent motor memories」と題して、また、大須理英子先生に「Computational neuro-rehabilitation の試み」と題してご講演頂きました。
 
講演では運動に対してのフィードバックや片麻痺患者に対して電気刺激を行うことにより麻痺側使用の選択意識向上への介入を説明して頂きました。また、感覚麻痺が生じている手指に対して、指先の圧力を頸部に電気刺激の大きさで伝えることにより巧緻性の改善を認めることができるなど、日常の臨床に活かすことができる内容を分かりやすく説明頂けました。今回の講演で得られた知識を参考に当院でも臨床や研究に役立てていきたいと思います。

第217回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2023年9月4日(月) 17:30〜
 場 所:オンライン(Zoomウェビナー)
     学内参加者は藤田医科大学病院 フジタモール2階 2-1セミナー室
 講 師:山田実 先生
     筑波大学 人間系 教授
 テーマ: サルコペニア 評価と対策 up to date

 今回は、山田実先生に「サルコペニア 評価と対策 up to date」と題してご講演頂きました。
 
講演では、サルコペニアの基礎から診断、介入方法まで、大変分かりやすく解説して頂きました。サルコペニアと同じく注意すべきダイナペニアについてや、最新の指標など興味深い内容をたくさんお話しいただきました。特に、老年学をベースに若年者と比較した高齢者の知見はすぐに日々の臨床に活かせる知識であり、大変勉強になりました。
 
今回の講演で得られた知見を活用し、より良いリハビリテーションを行っていきたいと思います。

第216回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2023年6月26日(月) 17:30〜
 場 所:藤田医科大学 大学1号館 500人ホール
 講 師:Walter R. Frontera, MD, PhD, FRCP
     Professor, Physical Medicine, Rehabilitation, and Sports Medicine
     Professor, Physiology
     University of Puerto Rico School of Medicine
 テーマ:Aging, Sarcopenia and Skeletal Muscle Health

 今回はWalter R. Frontera先生に「Aging, Sarcopenia and Skeletal Muscle Health」と題してご講演頂きました。
 講演では、老化やサルコペニアのメカニズムから、これらに対する治療介入の展望などについて幅広くお話し頂きました。特に老化とサルコペニアによる筋の生理学的変化に対して、力とパワーを分けて筋力増強練習の方法を検討することなど、日常の臨床に活かすことができる内容を分かりやすく説明頂けました。
 今回の講演で得られた知識を、今後のリハビリテーションに活用していきたいと思います。

第215回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2023年6月16日(金) 17:30〜
 場 所:オンライン(Zoomウェビナー)
     学内参加者は藤田医科大学病院 外来棟6階 6-2セミナー室
 講 師:小池康晴 先生
     東京工業大学 科学技術創成研究院 教授
 テーマ: 筋電図の統計解析と筋シナジー

 今回は、小池康晴先生に「筋電図の統計解析と筋シナジー」と題してご講演頂きました。
 講演では、神経科学と工学をつなぐ計算論的神経科学の研究についてや、筋シナジーを分析して臨床に応用する方法などをお話頂きました。脳はどのように体を動かしているのか、どのように動かし方を学習しているのか、改めて深く考える機会を頂きました。
 今回の講演で得られた知識を参考に、当院における臨床や研究に役立てていきたいと思います。

第214回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2023年5月19日(金) 17:30〜
 場 所:オンライン(Zoomウェビナー)
     学内参加者は藤田医科大学病院フジタモール2階2-1セミナー室
 講 師:三上幸夫先生
     広島大学病院リハビリテーション科教授
 テーマ:消化器疾患に対する急性期リハビリテーション医療

    今回は、三上幸夫先生に「消化器疾患に対する急性期リハビリテーション医療」と題してご講演頂きました。
    講演では、消化器疾患に対するリハビリテーションにおいて必要な解剖学・生理学の知識や主な対象疾患についてご説明頂きました。特に、消化器官の悪性腫瘍の術後リハビリテーションにおいて、腫瘍の種類や部位を十分に把握することが、病態の理解やリスクの管理に重要となることが分かりました。
    今後、患者様の介入時にはフィジカルアセスメントに留まらず、検査データや画像所見を丁寧に読み取り、臨床に活かしていきたいと思います。

第213回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2023年4月13日(木) 17:30〜
 場 所:オンライン(Zoomウェビナー)
     学内参加者は藤田医科大学病院フジタモール2階2-1セミナー室
 講 師:牛場潤一先生
     慶應義塾大学理工学部教授
 テーマ:ブレイン・マシン・インターフェースによる脳卒中片麻痺上肢の機能回復

 今回は、牛場潤一先生に「ブレイン・マシン・インターフェースによる脳卒中片麻痺上肢の機能回復」と題してご講演頂きました。
 講演では、ブレイン・マシン・インターフェースの特徴や、脳卒中片麻痺上肢に対するリハビリテーションにおける位置付けについてお話頂きました。また、実際にブレイン・マシン・インターフェースを体験する機会を頂き、貴重な経験となりました。今回の講演で得られた知識を参考に、当院における臨床や研究に役立てていきたいと思います。


2022年

第212回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2022年10月20日(木) 17:45〜
 場 所:オンライン(Zoomウェビナー)
     学内参加者は藤田医科大学病院フジタモール2階2-1セミナー室
 講 師:Byung-Mo Oh先生
     Clinical professor, Department of Rehabilitation Medicine, Seoul National University Hospital
     Seoul National University College of Medicine
     Vice President, National Traffic. Injury Rehabilitation Hospital

 テーマ:Rehabilitation for People with Disorders of Consciousness after Traumatic Brain Injury

 今回は、Byung-Mo Oh先生に「Rehabilitation for People with Disorders of Consciousness after Traumatic Brain Injury」と題してご講演頂きました。
 講演では、外傷性脳損傷の疫学や病態について、様々な研究結果を踏まえてご説明頂きました。また、経頭蓋局所超音波刺激、経頭蓋直流電流刺激などを用いた、最新の治療方法についても多数紹介を頂きました。
 当院も、NASVA委託病床である意識障害回復センターにて、意識障害に対する治療および研究を行なっているため、今回得られた知見を今後の活動に活かしていきたいと思います。

第211回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2022年8月29日(月) 17:30〜
 場 所:オンライン(Zoomウェビナー)
     ※新型コロナ感染拡大の影響により,Web開催のみとなりました.
 講 師:尾川貴洋先生
     愛知医科大学リハビリテーション医学講座教授
 テーマ:障がい者スポーツと運動の意義

 今回は、尾川貴洋先生に「障がい者スポーツと運動の意義」と題してご講演頂きました。
 講演では、運動が身体や脳、免疫機能に及ぼす影響を、過去の研究に基づいて生理学から分かりやすく解説して頂き、障がい者がスポーツや運動を行う意義をお話し頂きました。特に、疼痛や悪性疾患に対する運動の効果について具体的な研究結果とともにご説明頂き、日々障がいを持った方に対してリハビリテーションを提供している私たちにとって、非常に勉強になる内容でした。
 今回の講演で得られた知識を参考に当院でも臨床や研究に役立てて行きたいと思います。

第210回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2022年8月5日(金) 17:30〜
 場 所:オンライン(Zoomウェビナー)
     ※新型コロナ感染拡大の影響により,Web開催のみとなりました.
 講 師:植木美乃先生
     名古屋市立大学医学研究科リハビリテーション医学分野教授
 テーマ:パーキンソン病のリハビリテーション

 今回は、植木美乃先生に「パーキンソン病のリハビリテーション」と題してご講演頂きました。
 講演では、パーキンソン病の基礎やリハビリテーションの効果、ニューロモジュレーションの応用まで幅広い知識をわかりやすくお話し頂きました。また、脳に外部キューを入力することによる即時効果や保持効果についても大変興味深い内容のお話を頂き、非常に勉強になりました。
 今回の講演で得られた知識を参考に当院でも臨床や研究に役立てて行きたいと思います。

第209回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2022年7月22日(金) 17:30〜
 場 所:オンライン(Zoomウェビナー)
     学内参加者は藤田医科大学病院外来棟6-2セミナー室
 講 師:百崎 良 先生
     三重大学大学院医学系研究科リハビリテーション医学分野教授
 テーマ:リハビリテーション医学領域における臨床疫学研究のススメ

 今回は、百崎良先生に「リハビリテーション医学領域における臨床疫学研究のススメ」と題してご講演頂きました。
 講演では、臨床研究計画の立て方や各段階における注意点について、それぞれの用語の意味や過去の論文を例に分かりやすくお話しを頂きました。また、研究計画のみでなく、データベースの構築やデータ収集時の注意点についてもお話しを頂き、非常に勉強になりました。
 今回の講演で得られた知識を参考に、当院における臨床研究に役立てていきたいと思います。

第208回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2022年5月23日(月) 17:30〜
 場 所:オンライン(Zoomウェビナー)
     学内参加者はA棟地下1階リハビリテーションセンター
 講 師:菅本一臣 先生
     和会彩都リハビリテーション病院局長・大阪大学大学院工学系研究科招聘教授
 テーマ:骨関節の3次元動態解析からすべてが始まった

 今回は、菅本一臣先生に「骨関節の3次元動態解析からすべてが始まった」と題してご講演頂きました。今回の講演では、3次元動態解析の開発過程から、床応用や医学領域以外における活用まで幅広くお話し頂きました。特に、3次元動態解析の結果から、リハビリテーションの介入方法が変わるということを実際の動画を用いて解説頂き、非常に勉強になりました。
 今回の講演で得られた知見を今後のリハビリテーションに活用していきたいと思います。


2020年

第207回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2020年1月24日(金) 18: 00〜
 場 所:藤田医科大学病院 外来棟6階 6-2セミナー室
 講 師:渡辺宏久 先生
     藤田医科大学医学部脳神経内科 教授
 テーマ:加齢と神経変性疾患における脳回路の世界:新機軸の病態解明と治療法開発を目指して

 今回は渡辺宏久先生に「加齢と神経変性疾患における脳回路の世界:新機軸の病態解明と治療法開発を目指して」と題してご講演頂きました.
 様々な研究結果を基に,加齢や認知症による脳内ネットワークの変化について詳しくご説明頂きました.認知症や脳全体の効率性とConnector hubの破綻が関係しており,過剰な活動による刺激がConnector hubの破綻を招くことをご説明頂きました.また,認知症やパーキンソニズムに対して小脳回路の関わりがあり,小脳回路への治療がパーキンソニズムに有効となり得ることについてお話し頂き,大変興味深い内容でした.
 我々も今回ご講演頂いた内容を日々の臨床に応用できるよう,その動向に着目していく必要があると感じました.

2020/1/24 Kato & Yamada

第206回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2020年1月17日(金) 18: 00〜  
 場 所:藤田医科大学病院 外来棟6階 6-2セミナー室
 講 師:木村 淳 先生
     アイオワ州立大学 名誉教授 京都大学医学部 名誉教授
 テーマ:F波の臨床応用

 

 今回は,木村先生に神経伝導検査の一つであるF波について詳しくご講演頂きました.F波は他の神経伝導検査では検出されない機能や病態でも鋭敏に障害を検出できることについて,糖尿病等によるポリニューロパチーを例にご説明頂きました.
 さらに,脊髄前角細胞の興奮性を表す客観的指標としてのF波の有用性について,安静によるF波出現頻度の低下(= 興奮性の低下)や,その低下が実運動や運動イメージによって予防できることなど,研究成果を交えながらご説明頂きました.

2020/1/17 Kato & Yamada


2019年

第205回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会「特集 回復期リハビリテーション病棟におけるMSWの活躍」

 日 時:2019年12月6日(金) 17:00〜
 場 所:藤田医科大学 大学1号館(旧医学部1号館) 500人ホール
 内 容:17:00 オープニング
     17:05-18:05 特別講演(60分)
     取出涼子 先生(船橋市立リハビリテーション病院 教育研修部 部長)
 テーマ:回復期リハチームにおけるソーシャルワーカー ~役割と連携についての一考~

     18:10-19:25 事例検討(発表12分,討議5分,全体討議15分)
      下村康氏 先生(七栗記念病院 医療福祉相談室 係長)
      岩瀬裕子 先生(宇野病院 医療相談入退院支援センター)
      河合秀樹 先生(鵜飼リハビリテーション病院 医療連携部長)
      水野 幸 先生(藤田医科大学病院 医療連携福祉相談部 副主任)
     19:25 クロージング

 

 今回は,取出涼子先生に「回復期リハチームにおけるソーシャルワーカー〜役割と連携についての一考〜」と題してご講演頂きました.
MSWの役割は,「人」と「環境」と「その相互作用」から生まれる問題への援助であり, 多職種連携におけるMSWの立ち位置についてご説明頂きました.
 また,事例検討では,下村康氏先生から「高次脳機能障害の社会復帰支援を通じて」,岩瀬裕子先生から「身寄りのない失語症患者にチームで取り組んだ事例の報告」,河合秀樹先生から「回復期リハビリテーション病棟におけるMSWの活躍」,水野幸先生から「家族間の調整に多職種で関わり,自宅退院に至った事例」についてご講演頂きました.
 下村康氏先生からは,MSW主体となり,患者・家族の生活の再設計に向けた,課題整理,地域資源を吟味することが重要であるとご説明頂きました.岩瀬裕子先生からは,失語症患者に対して,非言語コミュニケーションを用いて患者のニーズを理解し,問題・課題に対して最善の解決を行うことが重要であるとご説明頂きました.河合秀樹先生からは,社会背景を含めたアセスメントをすることや,地域の協力者と協業することが重要であるとご説明頂きました.水野幸先生からは,早期から多職種と情報共有し,患者・家族の抱える課題に対する具体的な支援を行うことが重要であるとご説明頂きました.
 今回の講演では,MSWと他職種との関わりについて再確認することができました.今回得られた知見を,今後チームアプローチを実践する中で活かしていきたいと思います.

2020/1/14 Kato & Yamada

第204回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2019年11月11日(月) 18: 00〜
 場 所:藤田医科大学 大学1号館(旧医学部1号館) 500人ホール
 講 師:藤田順之 先生
     藤田医科大学医学部整形外科学 教授
 テーマ:ロコモとメタボから見た腰椎変性疾患

 

 今回は藤田順之先生に「ロコモとメタボから見た腰椎変性疾患」と題してご講演頂きました.
 今回の講演では,椎間板変性の病態や進行のメカニズムに加え,腰部痛の観点から腰部脊柱管狭窄症とメタボリックシンドロームの関係を硬膜外脂肪腫を例にご説明頂きました.また,腰部脊柱管狭窄症に対する外科的治療によってロコモティブシンドロームが改善し,その判定方法として2-step-testが有用であることをご紹介頂きました.
 今回の講演で学んだ内容を,今後の臨床で活かしていきたいと思います.

2019/11/11 Kato & Yamada

第203回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2019年10月25日(金) 18: 00〜
 場 所:藤田医科大学病院 外来棟6-4・6-5セミナー室
 講 師:服部憲明 先生
     大阪大学国際医工情報センター 臨床神経医工学 寄附研究部門 准教授
 テーマ:脳波,筋電図による新しいリハビリテーション評価指標の開発

 

 今回は服部憲明先生に「脳波,筋電図による新しいリハビリテーション評価指標の開発」と題し,研究結果を交えながらご講演頂きました.
 脳波の解析は脳卒中の重症度や予後予測の指標になり得ること,また筋電図で筋シナジー解析を用いることによって,脳卒中後の動作の質を定量的に評価し,微細な症状の改善まで捉える指標になり得るということをご説明頂きました.
 今回の講演で学んだ内容を,今後の臨床,研究活動に活かしていきたいと思います.

2019/10/25kato & junya

第202回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2019年10月3日(木) 18: 00〜
 場 所:藤田医科大学病院 外来棟6階 6-2セミナー室
 講 師:當山峰道 先生
     Research Associate Institute of Neuroscience, Newcastle University
 テーマ:非ヒト霊長類を用いた神経機構の解明
     − 脊髄損傷後の神経再編及び運動抑制の神経機構 −

 

 今回は當山峰道先生に「非ヒト霊長類を用いた神経機構の解明−脊髄損傷後の神経再編及び運動抑制の神経機構−」と題しご講演頂きました.猿を対象とした研究結果をもとに,脊髄固有ニューロンの役割と全脳ネットワーク解析,運動抑制の脳内ネットワークについてご説明いただきました.研究では,ウイルス二重感染やfMRIなどさまざな評価方法が使用されており,基礎研究が結果を導き出すには如何に精緻に考え,様々な技法を駆使し,それらを組み合わせる事が重要かを知ることができました. 
 どの神経機構もリハビリには重要なものであり,大変勉強になりました.また,我々もさらに理解を深める必要があると感じました.

2019/10/3kato & junya

第201回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2019年7月5日(金) 18: 00〜
 場 所:藤田医科大学病院 外来棟6階 6-2セミナー室
 講 師:酒井 良忠 先生
     神戸大学大学院医学研究科外科系講座リハビリテーション機能回復学 特命教授
 テーマ:関節リウマチのリハビリテーション治療と装具治療

 

 今回は酒井良忠先生に「関節リウマチのリハビリテーション治療と装具治療」と題し,関節リウマチに対する治療の現状から,具体的なリハビリテーションの方法についてご講演頂きました. 
 関節リウマチに対する内科的治療は発展をしているが,それに合わせたリハビリテーションや患者教育の方法が周知されていない問題があることを強調されておりました.今回,関節リウマチに対する運動療法の負荷量設定や物理療法,装具療法の具体的方法など,今後の臨床に活かすことができる多くの内容をご説明頂き,大変勉強になりました.

2019/7/5kato & junya

第200回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2019年6月7日(金) 18: 00〜
 場 所:藤田医科大学 大学1号館 (旧医学部1号館) 500人ホール
 座 長:Jorge Lains 教授
     Rehabilitation Centre for the Central Region of Portugal
 講 師:Gerard E. Francisco 教授
     University of Texas Health Science Center McGovern Medical School
 テーマ:Brain-Robot Interface to Facilitate Personalized Post-stroke Upper Limb Rehabilitation
 講 師:Pablo Celnik 教授
     Johns Hopkins University
 テーマ:New concepts in stroke recovery and rehabilitation

 

 今回はGerard E.Francisco先生に「Brain-Robot Interface to Facilitate Personalized Post-stroke Upper Limb Rehabilitation」と題して,またPablo Celnik先生に「New concepts in stroke recovery and rehabilitation」と題してご講演頂きました. 
 脳卒中後遺症患者に対して,A brain machine interface(BMI)という技術やTMS治療を活用することで,より早期に,また長期的に機能の改善が期待されるということを実際の計測結果を提示しながら,ご説明頂きました.  我々も,患者様に最良の治療を提供できるように,今回ご紹介頂いたような最新の治療機器や技術などの動向に目を向ける必要があると感じました.

2019/6/7kato & junya

第199回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2019年3月12日(火) 18: 00〜
 場 所:藤田医科大学医学部1号館5階500人ホール
 講 師:太田 稔彦 先生
     豊田市長
 テーマ:誰もが安心して暮らせるまちづくり-超高齢社会への適応-

 

 今回は太田稔彦先生に「誰もが安心して暮らせる待ちづくり-超高齢社会への適応-」と題してご講演頂きました.今回の講演では,超高齢社会に向けた豊田市の取り組みやその課題についてご説明頂きました.豊田市では超高齢社会に向けた「生涯活動」「地域包括支援」「都市・住環境」の3つに重点を置き,特に民間企業との連携が重要であるとご説明頂きました. 
我々も地域社会の問題点や今後の動向に目を向ける必要があると再度確認しました.

2019/3/12kato & junya

藤田医科大学リハビリテーション部門研修会 特別セミナー

 日 時:2019年2月18日(月) 18: 00〜
 場 所:藤田医科大学病院A棟 B1リハビリテーションセンター カンファレンス室
 講 師:Han Gil Seo 先生
     Seoul National University Hospital
 テーマ:Virtual reality for neurorehabilitation

 

 今回はHanGil Seo先生に「Virtual reality for neurorehabilitation」と題してご講演頂きました.今回の講演では,脳血管疾患の症例に対するVRを用いた治療研究についてご説明頂きました.VRはエンターテイメント性があり,患者のモチベーションを高めるだけでなく,動作解析を用いることで客観的評価が可能であることをご説明頂きました.また,VRを用いることで,機能障害を有していても,擬似的な視覚,触覚を体感できるということは,大変興味深い内容でした. 
 我々も日々の臨床に応用できるよう,今回紹介頂いたような最新機器に着目をしていく必要があると感じました.

2019/2/18kato & junya

第198回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2019年2月8日(金) 18: 00〜
 場 所:藤田医科大学病院 外来棟6階6-2セミナー室
 講 師:浅野智也 先生
     岡山リハビリテーション病院 リハビリテーション部 理学療法室 主任
 テーマ:ウェルウォークの臨床応用と導入効果

 

 今回は浅野智也先生に「ウェルウォークの臨床応用と導入効果」と題してご講演頂きました.今回の講演では,重度片麻痺症例に対するウェルウォークの設定や効果,臨床応用を詳しくご説明頂きました.特に臨床応用において,縦手すりや体幹ハーネス,立ち位置調整などの工夫により,人的介助が不要な環境を作る事の重要性を強調されており,大変興味深い内容でした. 
 我々も,ロボットを用いて定量的な評価・治療を行う重要性を再認識するとともに,今後の臨床,研究活動に活かして行きたいと思います.

2019/2/8kato & junya

第197回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2019年1月25日(火) 18: 00〜
 場 所:藤田医科大学医学部1号館5階500人ホール
 講 師:寺山靖夫 先生
     岩手医科大学医学部内科学講座神経内科・老年科分野 教授
 テーマ:医者のものさし,患者のものさし

 

 今回は寺山靖夫先生に「医者のものさし,患者のものさし」と題してご講演頂きました.今回の講演では,医療で使用される評価スケールの説明から始まり,質や価値観を比例尺度や間隔尺度で表現する難しさを詳しくご説明頂きました.特に,mRSに代わるADL/QOLスケールの開発のお話は大変興味深い内容でした. 我々も,日々の臨床や研究で使用をしている評価スケールの尺度を十分に理解した上で,評価を行う必要性があると感じました.

2019/1/25kato & junya

第196回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2019年1月15日(火) 18: 00〜
 場 所:藤田医科大学病院A棟B1リハビリテーションセンターカンファ室
 講 師:津田 英一 先生
     弘前大学大学院医学研究科リハビリテーション医学講座 教授
 テーマ:リハビリテーションに期待されるスポーツ傷害治療への貢献

 

 今回は津田英一先生に「リハビリテーションに期待されるスポーツ傷害治療への貢献」と題してご講演頂きました.今回の講演では,スポーツ傷害治療の特徴から始まり,ACL損傷について詳しくご説明頂きました.スポーツ領域におけるACL損傷受傷者に対して,リハビリテーションでは早期のスポーツ復帰を目標に行うだけでなく,再受傷を防ぐための動作指導も重要であることは大変興味深く,私たちも意識するべきことと改めて感じました. 
 今回の講演で学んだ内容を今後の臨床に活かしていきたいと思います.

2019/1/15kato & junya


2018年

第195回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2018年12月3日(月) 18: 00〜
 場 所:藤田医科大学医学部1号館500人ホール
 講 師:川上 途行 先生
     慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室 専任講師
 テーマ:上肢運動麻痺に対するニューロリハビリテーション

 

 今回は,川上途行先生に「上肢運動麻痺に対するニューロリハビリテーション」と題してご講演頂きました.今回の講演ではMBIやESMIなど,様々な電気刺激療法の方法と治療効果についてご説明頂きました.運動麻痺の重症度に応じた機器の選択や使用方法について,これまでの研究結果を踏まえてご説明頂き,非常に勉強になりました. 
 我々も,日々の臨床において電気治療機器を使用することが多いため,今回の講演で学んだことを,今後の臨床に活かしていきたいと思います.

2018/12/3kato & junya

第194回藤田リハビリテーション部門研修会「特集 リハビリテーション看護」

 日 時:2018年11月30日(金) 16:00〜
 場 所:藤田医科大学医学部1号館500人ホール
 内 容:16:00 オープニング:柴田 斉子 先生 ( 藤田リハ准教授,回復期リハビリ病棟責任者 )
     16:05-16:20 キーノート1: 
      石川 誠 先生 ( 医療法人社団輝生会 会長 ):リハ看護に期待するもの
     16:20-16:35 キーノート2: 
      鎌倉 やよい 先生 ( 日本赤十字豊田看護大学 学長 ):リハ看護に期待するもの 

     シンポジウム 「リハビリテーションにおける看護の力」 
      座長:石川 誠 先生,鎌倉 やよい 先生 
     16:40-17:00 演題1:回復期リハ看護 
      寺山 みのり 先生 ( 近森リハビリテーション病院 副院長,看護部長,回復期リハ病棟協会理事 )
     17:00-17:20 演題2:回復期リハ看護 
      塩地 由美香 先生 ( 藤田医科大学七栗記念病院 看護長 )
     17:20-17:40 演題3:回復期リハ看護 
      西川 圭二 先生  ( 藤田医科大学病院回復期リハ病棟 看護主任 ) 
     17:40-18:00 演題4:摂食嚥下障害看護 
      三鬼 達人 先生  ( 藤田医科大学回復期リハ病棟 看護長,摂食嚥下認定看護師 ) 
     18:00-18:20 演題5:摂食嚥下障害看護 
      吉田 美香子 先生 ( 東京大学大学院医学系研究科社会連携講座 イメージング看護学講師 )
     18:20-18:40 演題6:地域リハ看護 
      松下 寛代 先生  ( 藤田学園地域包括ケアセンター看護長 )

     18:40-18:55 総合討論 
     18:55-19:00 まとめとクロージング       眞野 惠子 先生 ( 藤田医科大学病院 副院長,看護部長 )

 

 今回は,キーノートレクチャーとして,石川誠先生,鎌倉やよい先生に「リハ看護に期待するもの」と題しご講演頂きました. 
 石川誠先生からは,入院生活におけるチームアプローチの最重要職種は看護師であり,看護師を中心としたチームアプローチの確立の必要性についてご説明頂きました.鎌倉やよい先生からは,看護ケアプログラムの開発と定着において,実践知を客観的指標で示すことで,エビデンスの高い看護ケアプログラムを確立できることをご説明頂きました. 
 シンポジウムでは,寺山みのり先生,塩地由美香先生,西山圭二先生に「回復期リハ看護」と題して,三鬼達人先生,吉田美香子先生に「摂食嚥下障害看護」と題して,また松下寛代先生に「地域リハ看護」と題してご講演頂きました. 
 寺山みのり先生からは,浴槽・清拭動作介助を例に,看護とリハビリの関わりの重要性や患者の尊厳ある生活を保障する重要性をご説明頂きました.塩地由美香先生からは,実践している病棟入浴追加訓練を紹介頂き,その効果として患者の自立度の向上や,看護師の清拭・浴槽移乗に対する考え方の変化がみられたことをご説明頂きました.西川圭二先生からは,うつ症状がある患者はFIMの点数が低くなることから,入院中のメンタルケアが重要とご説明頂きました.三鬼達人先生からは,摂食嚥下認定看護師がリンクナースを育成し,病棟に配置することで,病棟でのチームアプローチが円滑になることをご説明頂きました.吉田美香子先生からは,摂食嚥下障害を持つ在宅療養者において,エコーで嚥下観察をすることで,安全性に配慮しながらの摂食嚥下訓練を行うことができ,ケアや食事状況が改善できることをご説明頂きました.松下寛代先生からは,在宅における訪問看護の役割として,環境整備や利用者のQOL向上,地域医療への貢献することの重要性をご説明頂きました.  今回の講演では,チームアプローチとして,看護とリハビリテーションが関わることの重要性を再認識できました.今回得られた知見を,今後日々の臨床でチームアプローチを実践する中で活かしていきたいと思います.

2018/11/ 30kato & junya

第193回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2018年11月12日(月) 17:00〜
 場 所:藤田医科大学医学部1号館500人ホール
 講 師:Alberto Esquenazi 教授            
 テーマ:Robotics for gait restoration

 

 今回はAlberto Esquenazi先生に「Robotics for gait restoration」と題してご講演頂きました. 
 今回の講演では,主に脊髄損傷,脳卒中患者に対する外骨格歩行支援型ロボットの有用性についてご紹介頂きました.リハビリ場面での歩行の獲得は,患者様のQOLの改善において重要であり,ロボットを活用したリハビリの重要性やその特性を理解し,治療に導入することで患者に最適な内容・難易度での歩行練習が可能になるとご説明頂きました. 
 本学でも,ロボットを用いた臨床,研究活動が行われているため,今回の講演で学んだことを臨床・研究に活かして行きたいと思います.
 我々も今回ご講演頂いた内容を日々の臨床に応用できるよう,その動向に着目していく必要があると感じました.

2018/11/12 kato & junya

第192回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2018年11月7日(水) 17:00〜
 場 所:藤田医科大学病院A棟B1リハビリテーションセンターカンファ室
 講 師:Witsanu Kumthornthip 先生(マヒドン大学教授)     
 テーマ:Thailand rehabilitation system in general
 講 師:芳賀伸彦 先生(東京大学大学院医学系研究科 外科学専攻 感覚・運動機能医学講座 リハビリテーション医学分野教授)
 テーマ:Orthopedic Surgery for Cerebral Palsy in Rehabilitation Medicine

 

 今回は2名の先生方にご講演頂きました.
 Witsanu Kumthornthip先生には「Thailand rehabilitation system in general」と題してご講演頂きました. Mahidol大学に併設された病院では脳卒中片麻痺に対するロボットリハビリなどの先進的な医療を実践しており,患者満足度,ADL向上率が非常に高いことをご紹介頂きました. 
 芳賀伸彦先生には「Orthopedic Surgery for Cerebral Palsy in Rehabilitation Medicine」と題してご講演頂きました. 脳性麻痺患者に対する腱延長術などの外科的手術について多数の実例を挙げながらご説明いただきました.より高いADL能力の獲得や,QOLの向上を達成するために,手術による機能の変化を十分に把握し,術後リハビリを実施することが重要であると感じました. 
 今回の講演で学んだことを,今後の臨床,研究活動に活かしていきたいと思います.

2018/11/7 kato & junya

第191回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2018年9月28日(金) 17:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学医学部1号館500人ホール
 講 師:城戸 顕 先生
     奈良県立医科大学附属病院リハビリテーション科部長・病院教授
 テーマ:リハビリテーション医学の視座から見る骨転移・進行がんの治療

 

 今回は城戸顕先生に「リハビリテーション医学の視座から見る骨転移・進行がんの治療」と題してご講演頂きました. 
 今回の講演では,骨転移の疫学や骨転移治療のアウトラインから始まり,リハビリテーションの流れ,奈良医大の取り組みについてご説明頂きました. 
 リハビリテーションを実施するに当たって,がんの種類やがん治療には多様性があることから,がん診療各科との連携が重要であることをご説明頂きました.  今回の講演で学んだことを,今後の臨床,研究活動に活かしていきたいと思います.

2018/9/28 kato & junya

第190回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2018年9月10日(月) 17:30〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院A棟-B1 リハビリテーションセンター内 カンファレンス室
 講 師:Maggie-Lee Huckabee 先生
     Professor, Department of Communication Disorders
     Director, the Rose Centre for Stroke Recovery and Research at St Georges Medical Centre 
 テーマ:Rehabilitating a Reflex: Can we behaviourally modify pharyngeal swallowing?

 

 今回はMaggie-Lee Huckabee先生に「Rehabilitating a reflex:Can we behaviorally modify pharyngeal swallowing?」と題してご講演頂きました. 
今回の講演では,長年の臨床経験と研究内容に触れながら,嚥下方法を改善するためのアプローチを具体的に紹介して頂きました.嚥下障害に対する筋力練習は有効な方法の一つですが,必ずしも全てのケースで改善するわけではないため,嚥下反射のパターンに応じて,各器官の動きや分析した検査データを基にしたアプローチを行うことが重要であることを学ぶことができました. 
 患者一人一人に適した嚥下方法のアプローチを追求する姿勢にとても感銘を受けました.我々も,今回の講演で学んだことを,今後の臨床,研究活動に活かしていきたいと思います.

2018/9/10 kato & junya

第189回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2018年8月21日(火) 16:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学医学部1号館500人ホール
 講 師:黒木 洋実 先生 
     宮崎大学医学部講師
 テーマ:障がい者スポーツ〜パラリンピアンのスポーツ外傷・障害について〜

 

 今回は黒木洋美先生に「障がい者スポーツ〜パラリンピアンのスポーツ外傷・障害について〜」と題してご講演頂きました. 
 今回の講演では,パラアスリートの外傷・障害の実態やそれらの予防,今後の課題について詳しくご説明頂きました.外傷・障害の発症が多い競技では,IPCを軸として競技の整備がなされており,その成功例とともにご説明され,とても興味深い内容でした.最後にパラリンピアンだけでなく,育成時期から医学的なサポート体制も必要とのご説明を頂きました.我々も日々の臨床に応用できるよう、その動向に着目していく必要があると感じました.

2018/8/21 kato & junya

第188回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2018年7月18日(水) 18:10〜
 場 所:藤田保健衛生大学医学部1号館500人ホール
 講 師:安岡 秀剛 先生 
     藤田保健衛生大学医学部リウマチ・膠原病内科教授
 テーマ:リハビリと膠原病のクロストーク

 

 今回は安岡秀剛先生に「リハビリと膠原病のクロストーク」と題してご講演頂きました.
 今回の講演では,膠原病の定義や分類などの説明から,膠原病に対するこれからのリハビリテーションの可能性についてご説明頂きました. 
 特に,膠原病に対するリハビリテーションにおいては障害が固定されてから介入するだけでなく,予防的に早期介入を行うことが重要であることを学びました. 今後も膠原病患者のリハビリテーションを行う機会は多いため,今回の講演で学んだことを今後の臨床に活かしていきたいと思います.

2018/7/18 kato & junya

第187回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2018年6月8日(金) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院 外来棟 503会議室
 講 師:松本 省二先生 
     藤田保健衛生大学医学部脳卒中科教授
 テーマ:急性期脳卒中治療で大切なこと

 

 今回は松本省二先生に「急性期脳卒中治療で大切なこと」と題してご講演頂きました. 
 今回の講演では,脳卒中の概要の説明から始まり,脳梗塞を発症してからt-PAの早期投与に向けた取り組みについて詳しくご説明頂きました. 
t-PAの早期投与を達成するために,t-PAスクランブルというプロトコルを作成し,病院到着からの投与時間が短縮したことをご説明頂きました.また,「Task Calc.Stroke(タスカル)」というタブレットを用いたシステムの開発により,院内の情報共有がさらに容易となり,今後救急搬送時間の短縮にも貢献するシステムとなり得ることをご説明頂きました. 
 急性期の早期リハビリテーションにおいても多職種との情報共有が重要であり,情報共有がより容易となるシステムを考えることが必要であると感じました.

2018/6/8 kato & junya

第186回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2018年4月6日(金) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院 会議室2(旧:院内食堂)
 講 師:川田 大介 先生 
     愛知総合工科高等学校教諭
 テーマ:問題解決の理論TRIZ(トゥリーズ)について

 

 今回は,川田大介先生に「問題解決の理論TRIZ(トゥリーズ)について」と題してご講演頂きました. 
 今回の講演では,問題解決の方法や原理についての説明から,新しいものを創造するためのマトリックス表を使用したアイデアの結合方法や,最終アイデアを選出するまでの手順を,実例を挙げながらご説明頂きました. 
 今回の講演で,TRIZは問題に対する答えを出す理論ではなく,問題解決に導く一つのツールであるということを強調されており,その点に注意をしながら,我々もTRIZを今後の臨床,研究活動において活かしていきたいと思います.

2018/4/6 kato & junya

第185回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2018年2月13日(火) 17:30〜
 場 所:藤田保健衛生大学医学部1号館500人ホール
 講 師:Reza Shaker 先生 
     Joseph E. Geenen Professor and Chief Division of Gastroenterology and 
     Hepatology Director, Digestive Disease Center Senior Associate Dean and
     Director Clinical and Translational Science Institute Medical College of Wisconsin
 テーマ:Upper Esophageal Sphincter (UES); How to Improve its Function in
     Dysphagia and Reflux Patients

 

 今回は,Reza Shaker先生に「Upper Esophageal Sphincter (UES); How to Improve its Function in Dysphagia and Reflux Patients」と題して,嚥下障害のある患者に対する上部食道括約筋の機能改善についてご講演いただきました. 
 今回の講演では,嚥下において,上部食道括約筋の機能の説明から始まり,その機能不全から引き起こされる嚥下障害のメカニズムに関して詳しくご説明頂きました.嚥下の中での実際の働きや,周囲の筋との関係性に関してもご説明いただき,とても興味深い内容でした. 
 また,機能不全を起こした上部食道括約筋に対して,手術やボトックスだけでなく,リハビリテーションによる介入の有用性までご説明頂き,臨床的にとても有用なお話であると感じました. 
 今回の講演で学んだことを,今後の臨床,研究活動に活かしていきたいと思います.

2018/2/13 kato & junya

藤田保健衛生大学リハビリテーション部門研修会 特別企画「認知情動支援ロボットの現状と未来」

 日 時:2018年1月30日(火) 15:00〜18:00
 場 所:藤田保健衛生大学病院 外来棟5階 503会議室
 司 会:大高洋平 先生
 講 師:
 15:00-15:30
  講演1. 認知情動支援ロボットの現状と開発の方向性─高齢者医療の観点から─
  国立長寿医療研究センター 健康長寿支援ロボットセンター長 近藤和泉 先生
 15:30-16:00
  講演2. Computer Graphics (CG)のリハビリテーションへの応用
  株式会社スピード 代表取締役社長 岩木勇一郎 先生
 −休憩−
 16:10-16:40
  講演3. 非薬物療法のための神経学的セラピー用ロボット・パロの臨床エビデンス
  産業技術総合研究所人間情報研究部門上級主任研究員 柴田崇徳 先生
 16:40-17:55
  ロボット紹介(各社15分)
   1. トヨタ自動車株式会社 パートナーロボット部 加来航 様
   2. 富士ソフト株式会社 PALRO事業部 マーケティング室 二宮恒樹 様
   3. NEC ビジネスクリエイション本部 大中慎一 様
   4. 株式会社東郷製作所 開発室 大井茂雄 様
   5. 株式会社エクシング 技術開発部 伊藤秀樹 様

 

 今回は,特別企画「認知情動支援ロボットの現状と未来」として,3名の先生からご講演頂きました. 
 近藤和泉先生からは「認知情動支援ロボットの現状と開発の方向性−高齢者医療の観点から−」と題して,認知症への介入から始まり,高齢化が進む世界の中でのロボットの活躍についてご説明頂きました. 
 岩木勇一郎先生からは「Computer Graphics(CG)のリハビリテーションへの応用」と題して,遠隔リハビリ体操やトレッドミル映像など,デジタル技術のリハビリテーション領域での可能性についてご説明頂きました. 
 柴田崇徳先生からは「非薬物療法のための神経学的セラピー用ロボット・パロの臨床的エビデンス」と題して,感染リスクやコスト問題があるアニマルセラピーをロボットで実現したパロについて,世界での活躍やセラピー効果をご紹介頂きました. 
 また,ロボット紹介として,5社から各社のロボットのコンセプトや機能,今後の展望などについてご紹介頂きました.

2018/1/30 kato & junya


2017年

第184回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2017年12月22日(金) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院 外来棟403会議室
 講 師:冨本秀和 先生 
     三重大学大学院医学系研究科 神経病態内科学教授
 テーマ:脳卒中と認知症の画像診断update

 

 今回は,冨本秀和先生に「脳卒中と認知症の画像診断update」と題してご講演頂きました. 
 今回の講演では,脳卒中と認知症に関して,画像診断からの病理学的所見や臨床的な所見も合わせてとても分かりやすくご説明いただきました. 
 画像診断から分かる疾患の特性や治療方法,その患者への関わり方についてのお話も,我々の臨床場面に応用しなければならない内容だと感じました. 
 どちらの疾患も,我々も日々の臨床で関わる機会の多い疾患であり,特に臨床的な所見に関するお話はとても興味深い内容でした. 
 今回の講演で学んだことを,今後の臨床,研究活動につなげていきたいと思います.

2017/12/22 kato & junya

第183回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2017年8月16日(水) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院 外来棟403会議室
 講 師:中村 雅也 先生 
     慶應義塾大学整形外科学教室教授
 テーマ:脊髄再生医療はどこまで来たのか

 

 今回は,中村雅也先生に「脊髄再生医療はどこまで来たのか」と題してご講演頂きました. 
 今回の講演では,近未来の我が国の医療において重要な役割を担う再生医療に関して,最も治療が困難な中枢神経であるとされている脊髄の再生医療についてお話し頂きました. 
 高齢化が進む今日の日本,世界の実情から始まり,脊髄損傷の現状と治療の限界についてお話し頂き,我々が臨床現場で目にする脊髄損傷の病態と照らし合わせて再認識する機会にもなりました.また,現在の脊髄の再生医療に関する研究のお話からは,現在の我々の脊髄損傷患者に対する治療が変わっていく可能性を感じ,大変興味深い内容でした. 
 今回の講演で学んだことを,今後の臨床,研究活動につなげていきたいと思います.

2017/8/16 kato & junya

第182回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2017年8月7日(月) 16:35〜
 場 所:藤田保健衛生大学医学部1号館500人ホール
 講 師:佐藤 知正 先生
     東京大学名誉教授
 テーマ:World Robot Summit 2020 愛知開催

 

 今回は,佐藤知正先生に「World Robot Summit 2020 愛知開催」と題してご講演頂きました. 
 今回の講演では,ロボットの医療や福祉分野への展開についてシリコンバレー,相模原市でのロボット産業革命を参考にしながらお話し頂きました.現在の産業ロボットの活躍に関するお話は,ロボットの参画が広がりつつあるリハビリテーション領域の将来にも関わる点が多くあり,大変興味深い内容でした. 
 特に,産業ロボットの開発から産業化,社会への導入といったステップが全て研究活動と結びつきながら進んでいることに関しては,我々の研究活動にも参考となる内容でした.また,産業用協働ロボットによる人との協働作業に関しては,ロボットリハビリテーション分野にも通ずる部分があると感じました. 
 今回の講演で学んだことを今後の臨床,研究活動につなげていきたいと思います.

2017/8/7 kato & junya

第181回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2017年7月25日(火) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院 外来棟503会議室
 講 師:宮田 裕章 先生
     慶應義塾大学医学部 医療政策・管理学教室教授
 テーマ:ICTの変革が実現する、ヘルスケア新時代

 

 今回は,宮田裕章先生に「ICTの変革が実現する、ヘルスケア新時代」と題してご講演頂きました.今回の講演では,AIと医療・介護のプロフェッショナルの連携に関して,医療・介護領域におけるパラダイムシフトと共にご説明頂きました.ヘルスケアの質と量の向上やデータベースの管理など,医療・介護の将来,さらには我々のリハビリテーション領域の将来に関する大変興味深い内容でした. 特に,データベースの活用は当院でのロボットリハビリテーションや地域包括ケアシステムにも大きく関係する内容であり,その重要性を再確認することができました.我々もICTの変革に対応できるよう,今後の臨床,研究活動のあり方について考えていきたいと思います.

2017/7/25 kato & junya

第180回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2017年3月31日(金) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院 外来棟402会議室
 講 師:片岡 晶志 先生
     大分大学福祉健康科学部教授・副学部長
     大分大学付属病院診療教授
 テーマ:リハ室でしばしば経験する運動器疾患の問題点〜ピットフォールを中心に〜

 

 今回は,片岡昌志先生に「リハ室でしばしば経験する運動器疾患の問題点〜ピットフォールを中心に〜」と題してご講演頂きました.今回の講演では,高齢者の大腿骨近位部骨折の問題点,転倒への対策,L5麻痺とdrop footの3つに関して,先行研究と実際の症例報告を交えながらご説明頂きました.画像所見のチェックポイントや,転倒リスクを上昇させる要因とそれに対する訓練内容など,実践的な内容が多く,大変興味深い内容でした.  今回得られた知識を今後の臨床に活用していきたいと思います.

2017/3/31 kato & junya

第179回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2017年3月10日(金) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院 外来棟503会議室
 講 師:大塚 隆信 先生
     名古屋市立大学整形外科学教室教授
 テーマ:温度と運動器

 

 今回は,大塚隆信先生に「温度と運動器」と題してご講演頂きました.今回の講演では,液体窒素を用いた冷却療法であるクライオセラピーや温熱療法と化学療法を組み合わせた温熱化学療法など,腫瘍に対する温度の変化を利用した治療方法をご紹介頂きました.またリハビリ分野では,温熱療法によって意欲や筋力増強効果の向上が期待されるという研究報告をご紹介頂きました. 
 我々も,日常の臨床で物理療法を利用することが多いため,今回得られた新しい知識を活用し,今後より質の高いリハビリテーションを患者様に提供をすることができるように努力して参ります.

2017/3/10 kato & junya

第178回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2017年2月17日(金) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院 403会議室
 講 師:Francesca Gimigliano 先生
     Associate Professor in Physical and Rehabilitation Medicine
     at the Second University of Naples – Seconda Università di Napoli
 テーマ:Postural training in performing arts

 

 今回は,Francesca Gimigliano先生に「Postural training in performing arts」と題してご講演頂きました.今回の講演では,舞台芸術に出演する方々の姿勢について,姿勢の違いによるパフォーマンスの変化や,良い姿勢を築くための訓練方法を研究結果を交えながらご説明頂きました.人それぞれの身体機能,姿勢が異なるためより良いパフォーマンスを発揮するために,呼吸法や筋力増強練習から個別に調節する必要があるとのことでした.  私たちも普段から数多くの患者様のリハビリテーションを行っていますが,漫然と行うのではなく,患者様それぞれに最良の治療を行うために,熟考していく必要があると改めて感じさせられました.

2017/2/17 kato & junya


2016年

第177回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2016年11月28日(月) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学医学部1号館500人ホール
 講 師:横山 清子 先生
     名古屋市立大学大学院芸術工学研究科教授
 テーマ:モーションキャプチャを活用した身体状態の可視化

 

 今回は,横山清子先生に「モーションキャプチャを活用した身体状態の可視化」と題してご講演頂きました.今回の講演では,モーションキャプチャによる動作分析と可視化,動作と生体信号の同期可視化について,実際の取り組みを例に分かりやすくご説明頂きました.剣道,日本舞踊,塗装工などの熟練者の動きを定量化し,若手のパフォーマンスの習熟度チェックに利用する取り組みや,動作中の筋肉の働きを可視化し,商品開発における効能評価に利用する取り組みなどは非常に興味深い内容でした.
 動作の定量評価は当院でも重視しており,今回ご紹介頂いた新しいモーションキャプチャの活用例を,今後当院における動作解析の研究分野の発展に活かしたいと思います.

2016/11/28 kato & junya

第176回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2016年9月16日(金) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院 外来棟403会議室
 講 師:星川 康 先生
     藤田保健衛生大学医学部呼吸器外科学講座教授
 テーマ:肺移植 −現状と課題−

 

 今回は,星川康先生に「肺移植−現状と課題−」と題してご講演頂きました.今回の講演では,肺移植の日本,世界における現状から,実際の手術方法,手術後の管理まで症例報告を交えながらご説明頂きました.手術後の呼吸循環管理や栄養管理,感染の予防などが肺移植後の経過に大きく関与してくるとのことで,術後の呼吸リハビリの重要性を再認識できました.
 今後,当院でも肺移植術が行われる可能性が高いため,今回得られた知識を参考にし,最良の治療を患者様に提供できるよう,精進していきたいと思います.

2016/9/16 kato & junya

第175回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2016年8月5日(金) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院 外来棟402会議室
 講 師:金谷 文則 先生
     琉球大学整形外科学教授
 テーマ:四肢先天異常の治療戦略 −上肢先天異常を中心に−

 

 今回は,金谷文則先生に「四肢先天異常の治療戦略−上肢先天異常を中心に−」と題してご講演頂きました.今回の講演では実際に治療を行った四肢先天異常の症例報告を中心にそれぞれの疾患について,整形や形成,リハビリテーションといった様々な視点から考えた治療ポイントを分かりやすくご説明頂きました.成長に伴って必要な機能も異なり,運動発達に即して治療を行うことの重要性を再認識できました. 
 今回得られた知識を今後のリハビリテーションを実践する中で活用していきたいと思います.

2016/8/5 kato & junya

第174回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2016年7月15日(金) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学医学部 500人ホール
 講 師:Yun-Hee Kim 先生
     Professor,Department of Physical and Rehabilitation Medicine,
     Samsung Medical Center Sungkyunkwan University School of Medicine
 テーマ:The Patient-specific Noninvasive Brain Stimulation: A Novel 
     Neurorehabilitation Strategy forEnhancing Functional Recovery
     after Brain Disease

 

 今回は,Yun-Hee Kim 先生に「The Patient-specific Noninvasive Brain Stimulation : A Novel Neurorehabilitation Strategy for Enhancing Functional Recovery after Brain Disease」と題してご講演頂きました.今回のご講演では,脳卒中後の神経の可塑性の重要性を始め,NBS(非侵襲性の刺激)による神経の回復を促進する方法からリハビリテーションロボットの紹介と実際の研究結果まで幅広くご説明頂きました.今後は,患者それぞれの病変や遺伝的要因に合わせた非侵襲性の刺激方法の確立とそれに合わせた最良の治療の組み合わせを検討していく必要があるとのことでした. 
 我々も最良の治療を患者様に提供できるよう,最新の動向に目を向けていきたいと思います.

2016/7/15 kato & junya

第173回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2016年6月15日(水) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院 403会議室
 講 師:武地 一 先生
     藤田保健衛生大学医学部認知症・高齢診療科教授
 テーマ:認知症への包括的アプローチ

 

 今回は武地一先生に「認知症への包括的アプローチ」と題してご講演頂きました.今回の講演では認知症ケアの確立に向け,認知症施策推進戦略(新オレンジプラン)や京都戦略といったものを,認知症カフェのような実際に行った具体策を踏まえてご説明して頂きました.認知症ケアでは,早期発見システムの未確立やアウトリーチ機能の未成熟,家族問題や地域の中で認知症に対する知識の不足といった「入り口問題」を意識することが大切であるとのことでした.  今回の講演で得られた知識を今後の認知症リハビリテーションに活用していきたいと思います.

2016/6/15 kato & junya

第172回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2016年4月15日(金) 17:30〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院外来棟 403会議室
 講師1:近藤 敏之 先生
     東京農工大学教授
 テーマ:運動機能回復に向けた情報工学的アプローチについて
 講師2:四津 有人 先生
     東京大学医学部付属病院リハビリテーション科特任助教
 テーマ:小児の動作解析
 座 長:太田 順 先生
     東京大学人工物工学研究センター教授

 

 今回は2名の先生方にご講演頂きました. 
 近藤敏之先生には「運動機能回復に向けた情報工学的アプローチについて」と題してご講演頂きました.本講演ではシステム工学からリハビリテーション医学への展開として,転移性の高い訓練方法やニューロフィードバック訓練,ロボットなど様々な方向からの展開について,実験内容を踏まえながらご紹介頂きました.普段から私たちが臨床の中で考慮していることの重要性を改めて感じさせられる内容でした. 
 四津有人先生には「小児の動作分析〜四つ這いの定量化〜」と題してご講演頂きました.四津先生は定性的評価が主流となっている四つ這い動作を定量的に分析され,今回はその興味深い結果をいくつかご紹介頂きました.本研究を通して二足直立歩行獲得に必要な因子の発見につながる可能性もあり,歩行を取り扱う我々セラピストには非常に興味深い内容でした.今後も本テーマの研究の動向には注目していきたいと感じました.

2016/4/15 kato & junya

第171回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2016年2月12日(金) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院外来棟 403会議室
 講 師:Xianghu XIONG先生
     Burwood Spinal Unit & Brain Injury Rehabilitation Service 
     Burwood Hospital Christchurch New Zealand Consultant
 テーマ:Brain Injury Rehabilitation, and Concussion

 

 今回は,Xianghu XIONG先生に「Brain Injury Rehabilitation, and Concussion」と題してご講演頂きました.今回の講演では,外傷性脳損傷の病態生理や,症例に対する医学的管理の方法について紹介頂きました.特に,脳震盪をピックアップされており,国の支援や薬物療法などについて,現状の問題点を挙げながら細かく説明頂きました. 
 当院でも,外傷性脳損傷症例を担当する機会は多いため,今回得た知識を今後の臨床に生かしていきたいと思います.

2016/2/12 kato & junya


2015年

第170回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2015年12月18日(金) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院外来棟 403会議室
 講 師:田中 尚文 先生
     東北大学大学院医学系研究科肢体不自由学分野准教授
 テーマ:認知症のADL障害とリハビリテーション

 

 今回は田中尚文先生に「認知症のADL障害とリハビリテーション」と題してご講演頂きました.今回の講演では,認知症に対するリハビリテーションとして非薬物療法や運動療法,特に歩行と認知機能の関連などについてご説明頂きました.その中でも,歩行速度の低下とMMSEの関連についての研究結果は大変興味深いものでした. 
 しかし,認知症に対して効果的に働く運動療法の要素が明確になっていないため,今後はその解明に向けた研究を進める必要があるということでした.我々も最新の知見に注目し,日々の臨床に生かせるように精進して行きたいと思います.

2015/12/25 kato & junya

第169回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2015年12月1日(火) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院外来棟 403会議室
 講 師:正門 由久 先生
     東海大学医学部専門診療学系リハビリテーション科学教授
 テーマ:リハビリテーション医学と臨床神経生理学

 

 今回は正門由久先生に「リハビリテーション医学と臨床神経生理学」と題してご講演頂きました.今回の講演では,脳への刺激が筋へ及ぼす影響について研究結果をもとにご説明頂きました.脳への刺激方法として「QPS」や「BMI」など様々な方法があり,それぞれ適応に合わせて刺激方法を選択することや,刺激を与え続けるだけでなく,興奮の抑揚を付けることも重要であることを学ぶことができました. 
 大学病院に所属する者として,臨床の中に研究を取り組み,最新・最良の治療を患者様に提供できるよう,精進して行きたいと思います.

2015/12/1 kato & junya

第168回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2015年11月6日(金) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学院内外来棟402会議室
 講師1:大高 恵莉 先生
     医療法人社団永生会永生病院リハビリテーション科
 テーマ:システムとしてのバランス
 講師2:大高 洋平 先生
     慶応義塾大学医学部リハビリテーション医学教室助教
     東京湾岸リハビリテーション病院リハビリテーション研究部部長
 テーマ:システムとしての上肢

 

 今回は2名の先生方にご講演頂きました. 
 大高恵莉先生には「システムとしてのバランス」と題してご講演頂きました.本公演では海外で開発されたバランス評価ツールである「BESTest」をご紹介頂きました.バランス障害を捉える上では,運動制御理論に基づき「どの要素が不足しているか」を考えアプローチに繋げることが重要であり,それらを評価するための本ツールの有用性を分かりやすくご説明頂きました. 
 大高洋平先生には「システムとしての上肢」と題してご講演頂きました.通常,麻痺側上肢の積極的な使用を指導することが多いが,麻痺側の機能,非麻痺側の機能,またその両者の相互関係を評価・考慮した上で,上肢システム全体としての能力を高める必要があるとご説明頂きました. 
 現在リハ医学は日進月歩であり,私たちは既存の評価法,治療法を漫然と使用することなく,常に疑問を持ちながら日々の臨床に臨んでいく必要を改めて感じさせられました.

2015/11/06 kato & junya

第167回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2015年9月24日(木) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学医学部500人ホール
 講師1:太田 順 先生
     東京大学人工物工学研究センター教授
 テーマ:身体性システム科学の紹介
 講師2:千葉 龍介 先生
     旭川医科大学脳機能医工学研究センター准教授
 テーマ:ヒトの多種感覚入力に基づく姿勢制御研究について

 

 今回は2名の先生方にご講演頂きました.
 太田順先生には「身体性システム科学の紹介」と題してご講演頂きました.本講演ではリハ医学と脳科学をシステム工学を用いて統合するという手法の下,脳内身体表現(脳の中の身体)を考慮したリハビリの重要性について幻肢痛の例なども交えてご説明頂きました.各種疾病によりもたらされる脳内身体表現の変容に着目することで新しいリハビリアプローチが生まれる可能性があり,大変参考になる内容でした.
 千葉龍介先生には「ヒトの多種感覚入力に基づく姿勢制御研究について」と題してご講演頂きました.本講演では感覚入力と姿勢の関係性をコンピュータシミュレーションするための数理モデル化という研究内容のお話を頂きました.
 感覚統合のメカニズムを始め未解明な部分は多い現状ですが今後のリハビリ分野においてその貢献が期待される研究であり,私たちも日々の臨床に応用できるよう,その動向に着目していく必要があると感じました.

2015/9/24 kato & junya

第166回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2015年9月7日(月) 17:30〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院外来棟 503会議室
 講師1:Dr.Pere Clavé
     Centro de Investigación Biomédica en Red de enfermedades hepáticas y
     digestivas (CIBERehd), Instituto de Salud Carlos III, Barcelona, Spain
 テーマ:Sensory Stimulation Strategies in the Treatment of Oropharyngeal 
     Dysphagia

 講師2:Dr.Martin Brodskyr
     Department of Physical Medicine and Rehabilitation Johns Hopkins 
     University,
     Baltimore, Maryland, USA
 テーマ:Critical Care and Dysphagia: What We Know So Far…

 講師3:Bonnie Martin-Harris 先生
     Medical University of South Carolina, USA
 テーマ:Targeted, Evidence-Based Treatment for Swallowing Impairment Using a
     Standardized Approach Across the Continuum of Care

 

 今回は3名の先生方から,各々の専門領域の研究内容についてご講演いただきました.
 Dr.Pere Clavéからは「Sensory Stimulation Strategies in the Treatment of Oropharyngeal Dysphagia」と題して,標準化された評価・治療を患者へ提供することは,最先端の科学を実際の臨床現場で実用化するために重要であるとご説明いただきました.また,健常者の嚥下のメカニズムを17の要素に分け,生理学的な視点から非常に分かりやすくご説明いただきました.
 Dr.Martin Brodskyrからは「Critical Care and Dysphagia: What We Know So Far…」と題してご説明いただきました.超急性期において,挿管することで気管へ生じる外傷の種類や挿管後の嚥下障害の発生率など,画像所見を用いて分かりやすくご説明いただきました.また,ICUから生存退室した後の後遺症(PICS)の概念は,医療従事者として十分に留意するべきであると学ぶことができました.
 Bonnie Martin-Harris先生からは「Targeted, Evidence-Based Treatment for Swallowing Impairment Using a Standardized Approach Across the Continuum of Care」と題してご説明いただき,嚥下反射の治療の中でも感覚刺激を用いた研究内容を中心にご紹介いただきました.カプサイシノイド治療をはじめ,機械的刺激,温冷覚刺激,薬剤など様々なアプローチ方法をご紹介いただき,大変貴重な情報を得ることが出来ました.
 大学病院に所属する者として,臨床に役立つ研究に取り組めるよう精進していきたいと思います.

2015/9/7 kato & junya

第165回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2015年8月14日(金) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学医学部500人ホール
 講 師:Sun Gun Chung 先生
     Professor and Chair, Department of Rehabilitation Medicine, Seoul National
     University Hospital and College of Medicine   
 テーマ:Neuromuscular Control for Conservative management of Rotator Cuff
     Tendon Tear

 

 本日はSun Gun Chung 先生に「Neuromuscular Control for Conservative management of Rotator Cuff Tendon Tear」と題してご講演頂きました.今回のご講演では,肩関節の腱板損傷に対して適切なモーターコントロール治療を行うことで,保存的に進める治療においても高い効果を得られると実際の取り組みを踏まえてご説明頂きました.肩関節の機能解剖学を,画像所見を踏まえてご説明していただき,腱板損傷の病態についての理解が深まりました.今回の講演で得られた新しい視点,知識を,今後のリハビリテーションを実践する中で活用していきたいと思います.

2015/8/14 kato & junya

第164回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2015年7月31日(金) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院外来棟 503会議室
 講 師:千田 益生 先生
     岡山大学整形外科学教室総合リハビリテーション部教授
 テーマ:安全で円滑な周術期リハビリテーションを目指して

 

 今回は,千田益生先生に「安全で円滑な周術期リハビリテーションを目指して」と題してご講演頂きました.今回の講演では,リスク管理を中心に様々な疾患の周術期リハビリにおける注意点や介入の方法について,実際の取り組みを踏まえて詳しくご説明頂きました.特に,周術期において安全で質の高い医療を提供するためには,他職種との連携が非常に重要であることを強調されており,その例として,岡山大学病院の周術期管理チームであるPERIOを詳しく紹介頂きました.当院でも今回得たリスク管理の知識を参考に,患者様により良い周術期リハビリテーションを提供することができるように努めていきたいと思います

2015/7/31 kato & junya

第163回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2015年7月14日(火) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院外来棟 402会議室
 講 師:中原 一郎 先生
     藤田保健衛生大学医学部脳神経外科 脳卒中・脳血管外科部門教授
 テーマ:包括的脳卒中センター機能と脳血管内治療

 

 今回は中原一郎先生に「包括的脳卒中センター機能と脳血管内治療」と題してご講演頂きました.今回の講演では,我が国の三大死因の一つでもある脳卒中の治療に関して,脳血管内治療に主眼をおいてお話頂きました.血栓溶解療法としてのt-PA静注とカテーテル治療の併用の有用性などに関し,それぞれの治療のこれまでの変遷とエビデンスを交えてご説明頂きました.リハビリテーションと脳血管障害は非常に深い関係があり,今後も最新の知見を取り入れつつ,脳外科とも連携し,今回のテーマでもある有用な包括的脳卒中センター機能の実現に取り組んでいく必要があると感じました.

2015/7/13 kato & junya

第162回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2015年7月3日(金) 17:15〜
 場 所:藤田保健衛生大学医療科学部7号館(リハ学科棟) 306教室
 講 師:サイトウ・アキヒロ 先生
     亜細亜大学教授・立命館大学客員研究員
 テーマ:ゲームニクスを応用すれば,
     「自ら進んで,毎日,長期間続けたくなる」リハビリテーションが実現できる
     ※17:15〜 日本マイクロソフト株式会社 増渕大輔氏よりミニレクチャーあり
     (介護・医療業界におけるマイクロソフトテクノロジー動向)

 

 今回は2名の先生方にご講演頂きました.増渕大輔先生にはミニレクチャーとして「介護・医療業界におけるマイクロソフトテクノロジー動向」と題してご講演頂きました.ご講演では現代におけるデータ活用の重要性を機械学習と絡めながらご説明頂きました.本講演のサイトウ・アキヒロ先生には「ゲームニクスを応用すれば,『自ら進んで,毎日,長時間続けたくなる』リハビリテーションが実現できる」と題してご講演頂きました.ご講演では,多種多様な人々を夢中にさせることができるゲームニクス理論について,我々にも馴染み深いゲームソフトの具体例を交えながら非常に分かりやすくご説明頂きました.当院においても本理論が重視する高いユーザビリティなどを参考にしながら,患者様を引き込めるリハビリを実施していけるように創意工夫していきたいと思います.

2015/7/3 kato & junya

第161回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2015年6月26日(金) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院外来棟 402会議室
 講 師:岩木 勇一郎 先生
     株式会社スピード代表取締役
 テーマ:CG業界の現状と医療分野における可能性

 

 今回は,岩木勇一郎先生に「CG業界の現状と医療分野における可能性」と題してご講演頂きました.今回の講演では,現在ゲームや映画など幅広い分野で活躍しているCG技術を今後の医療分野の発展に活用する手段について岩木先生の考えをお話し頂きました.リハビリテーション領域においては,ゲーム性の高い課題の中でCGのもつ視覚効果や疑似体験を活用することで,患者がより能動的に課題へ取り組むことができ,効果の高いリハビリテーションとなる可能性があるとご説明頂きました.今回の内容を踏まえ,患者の能動性を促せるようなリハビリテーションを提供できるように努力していきたいと思います.

2015/6/26 kato & junya

第160回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2015年6月1日(月) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院外来棟 402会議室
 講 師:Zaliha Binti Omar 先生
     President, Malaysian Association of Rehabilitation Physicians
 テーマ:Rehabilitation Practice in Malaysia

 

 今回は,Zaliha Binti Omar先生に「Rehabilitation Practice in Malaysia」と題してご講演頂きました.今回の講演では,マレーシアにおけるリハビリテーションの歴史を分かりやすく説明して頂きました.我々スタッフにとって,他国でのリハビリ分野の成り立ちに触れることができたことは,貴重な経験となりました.現在のマレーシアにおけるリハビリ分野での課題としては,臨床と実生活を結びつける工夫,職種間・国内外にて密に連携することであるとご説明頂きました.連携は当院においても重要な観点であることを再確認できたため,明日からの臨床で実践できるよう精進していきたいと思います.

2015/6/1 kato & junya

第159回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2015年5月15日(金) 18:15〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院 403会議室
 講 師:帖佐 悦男 先生
     宮崎大学医学部整形外科教授
 テーマ:運動器疾患を取り囲む新たな概念ーロコモ予防とリハビリテーションー
  座長:浅見 豊子 先生
     佐賀大学医学部附属病院リハビリテーション科診療教授

 

 今回は,帖佐悦男先生に「運動器疾患を取り囲む新たな概念ーロコモ予防とリハビリテーションー」と題してご講演頂きました.今回の講演では,ロコモティブシンドロームの基礎的内容から予防などの介入方法まで,地域における取り組みの紹介を踏まえて詳しく説明をして頂きました.特に,現代は子供にも運動器機能不全の問題が生じるようになっており,子供の頃からロコモティブシンドロームの予防的介入が必要になるという点は非常に興味深い内容でした. 
当院においても今回の講演で得られた知識を,今後地域リハビリテーションを実践する中で活用していきたいと思います.

2015/5/15 kato & junya

第158回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2015年3月7日(土) 12:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院外来棟 403会議室
 講 師:Gerold Stucki 先生
     Director, Swiss Paraplegic Research     
 テーマ:ICFについて

 

 今回は,Gerold Stucki 先生に「ICFについて」と題してご講演頂きました.今回の講演では,医療制度におけるICF(国際生活機能分類)の実用化にむけた世界的な取り組みやICFコアセットについての概要,ICF活用のための課題・対策についてご説明頂きました.特にリハビリテーション領域での実用化には,急性期や回復期を問わず病院全体でICFを活用し,世界的な共通言語として導入する必要がある事を学びました.当院でも国際的な指標の重要性に配慮しつつ,日々の臨床を実施できるように心掛けていきたいと思います.

2015/3/7 kato & junya

第157回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2015年2月13日(金) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学医学部500人ホール
 講 師:中村 健 先生
     和歌山県立医科大学リハビリテーション医学准教授
 テーマ:実践的がん周術期リハビリテーションへの取り組み

 

 今回は,中村健先生に「実践的がん周術期リハビリテーションへの取り組み」と題してご講演頂きました.今回の講演では,侵襲の大きいがんの周術期リハビリにおける早期離床の重要性とその方法について,実際の取り組みを踏まえて詳しくご説明頂きました.特に早期離床のための疼痛管理の方法やベッドサイドでの離床時間延長の方法は,新しく独創的な方法であり非常に勉強になりました.併せて,早期離床を行う上で他職種との連携が非常に重要であることを再確認する機会となりました.当院でも今回ご紹介頂いたような早期離床に向けた取り組みを参考に,患者様により良い周術期リハビリテーションを提供することができるように努めいていきたいと思います.

2015/2/13 kato & junya

第156回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2015年2月6日(金) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院外来棟 402会議室
 講 師:秋山 美紀 先生
     慶応義塾大学環境情報学部准教授
 テーマ:健康長寿に向けたコミュニティアプローチ

 

 今回は,秋山美紀先生に「健康長寿に向けたコミュニティアプローチ」と題してご講演頂きました.今回の講演では,地域における健康増進や疾病予防に対するソーシャルキャピタル(社会的資本)の影響を,研究や地域における取り組み等を踏まえ,分かりやすく説明をして頂きました.特に,ソーシャルキャピタルの内「つながり」,「役割」,「信頼」の3つのキーワードは,健康かつ幸せに生活するために重要な要素であり,地域への働きかけの際に念頭に置くべきポイントとなることを学びました.今回の講演で得られた新しい視点,知識を,今後地域リハビリテーションを実践する中で活用していきたいと思います.

2015/2/6 kato & junya


2014年

第155回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2014年10月24日(金) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院 外来棟402会議室
 講 師:下堂薗 恵 先生
     鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科 リハビリテーション医学教授
 テーマ:脳卒中片麻痺に対する促通反復療法とその臨床応用について

 

 今回は,下堂薗恵先生に「脳卒中片麻痺に対する促通反復療法とその臨床応用について」のテーマでご講演いただきました.今回の講演では,運動学習に必要な脳の機能解剖や促通反復療法のメカニズムについて大変分かりやすくご説明いただきました.臨床で運動学習を促すためには,痙性への配慮,課題の難易度調整が重要であり,物理療法やロボットなどを促通反復療法と併用することで効率の高い治療を提供する事ができることを改めて認識しました. 
 我々スタッフも,限られた時間の中で質と量を確保していくように意識を持ち,明日からの臨床に励みたいと思います.

2014/10/24 kato & junya

第154回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2014年9月10日(水) 17:30〜
 場 所:藤田保健衛生大学医学部 500人ホール
 講 師:JoAnne Robbins, CCC-SLP, PhD
     University of Wisconsin
 テーマ:From Dysphagia to Eating/Dining: Rehabilitation to 
     Sustainability for Adults

 

 今回は,JoAnne Robbins先生に「From Dysphagia to Eating/Dining: Rehabilitation to Sustainability for Adults」と題してご講演頂きました.今回の講演では、嚥下に関わる生理学や中枢神経の可塑性,および嚥下障害に対する評価・治療について,多くのVEやfMRIを用いて分りやすく説明をして頂きました.特に,嚥下機能の改善に舌圧を高める筋力トレーニンが有効であるというお話は非常に興味深い内容でした.また,最新の評価機器を用いた研究結果の紹介もあり,新たな知見を得ることもできました. 
 今回学んだ内容を臨床に生かし,今後より効果の高いリハビリテーションを患者様に提供できるように努めていきたいと思います.

2014/9/10 kato & junya

第153回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2014年9月8日(月) 17:30〜
 場 所:藤田保健衛生大学医学部 500人ホール
 講師1:Zulin Dou, MD, PhD
     The 3rd Affiliated Hospital of Sun Yet-sen University
 テーマ:Case report
     Botulinum toxin injections in patients with spasticity
 講師2:Cathy Lazarus, BCS-S, FASHA, PhD
     Beth Israel Medical Center
 テーマ:Evaluation and Treatment of Swallowing disorders
 講師3:Pere Clavé, MD, PhD
     Universitat Autònoma de Barcelona
 テーマ:Oropharyngeal Dysphagia; A major Geriatric Syndrome

 

 今回は3名の先生方から,各々の専門領域に関する内容についてご講演頂きました. 
 Zulin Dou先生からは「Case report Botulinum toxin injections in patients with spasticity」と題して,症例を挙げながHospital of Sun Yet-sen Universityにて行われているボトックス注射の位置決定法についてご説明頂きました. 
 Cathy Lazarus先生からは「Evaluation and Treatment of Swallowing disorders」と題して,摂食嚥下障害の病体生理から,その評価や介入方法について基礎から分りやすくご説明頂きました. 
 Pere Clavé先生からは「Oropharyngeal Dysphagia; A major Geriatric Syndrome」と題して,高齢者の口腔咽頭期障害について,効率性と安全性の二つの面を中心に,栄養や呼吸の影響を含めてご説明頂きました. 
 今回,海外で行われている評価や介入などを学ぶことができました.今後の当院における臨床に役立てていきたいと思います.

2014/9/8 kato & junya

第152回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2014年9月3日(水) 17:30〜
 場 所:藤田保健衛生大学医学部 500人ホール
 講師1:Sara Palmer, PhD
     Johns Hopkins University
 テーマ:Managing Anxiety and Depression in the Rehabilitation Setting
 講師2:Ruth E. Martin, MHSc, PhD
     University of Western Ontario
 テーマ:The Swallowing Context
 講師3:Reza Shaker, MD
     Medical College of Wisconsin
 テーマ:Disorders of the Upper Esophageal Sphincter in Dysphagia and
     Reflux Disease. From Bench to Bedside

 

 今回は3名の先生方から,各々の専門領域の研究内容についてご講演頂きました.
 Sara Palmer, 先生からは「Managing Anxiety and Depression in the Rehabilitation Setting」と題して,不安症とうつ病を呈した患者様との関わり方についてご説明頂き,ご家族を含めたチームアプローチの重要性を学ぶことができました.
 Ruth E. Martin先生からは「The Swallowing Context 」と題してご説明頂きました.新しい知見として,Air pulse刺激が安静時の嚥下回数に与える影響,あくびと嚥下の関係性についてなど,大変興味深い内容でした.
 Reza Shaker, 先生からは「Disorders of the Upper Esophageal Sphincter in Dysphagia and Reflux Disease. From Bench to Bedside」と題して,嚥下障害と逆流性障害について,治療に関する最新の知見をご説明頂きました.上部消化管障害(UES)の病態と特徴,UESアシスト機器の効果に関して,実際のデータを提示しながら分かりやすくご講演頂き,大変貴重な情報を得ることが出来ました.
 大学病院に所属する者として,臨床に役立つ研究に取り組めるよう,精進していきたいと思います.

2014/9/3 kato & junya

第151回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2014年8月1日(金) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院外来棟 403会議室
 講 師:立石 雅子 先生
     目白大学保健医療学部 言語聴覚学科 学科長・教授
 テーマ:失語症の言語聴覚療法

 

 今回は,立石雅子先生に「失語症の言語聴覚療法」のテーマでご講演いただきました.今回の講演では,失語症の基礎や具体的介入方法,また言語聴覚療法の現状と今後の課題についてご説明いただきました.特に,エビデンスに基づいたアプローチ方法が確立されていない現状に対し,質の高いリハビリを提供するために客観的なデータを収集することの重要性をお話いただきました.当院においても,日々の臨床から得られるデータを収集かつ分析し,言語聴覚療法の拡大・高度化に貢献していきたいと思います.

2014/8/1 kato & junya

第150回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2014年7月19日(土) 17:00〜
 場 所:名古屋サンスカイルーム(名古屋市中区錦1-18-22 名古屋ATビル2階)
 講 師:石川 誠 先生
     医療法人社団輝生会 理事長
 テーマ:回復期リハビリテーション病棟の歴史と展望

 

 今回は,石川誠先生に「制度に支えられ発展したリハ医療−いつまで追い風は吹くか?−」と題してご講演いただきました.高齢化社会に向けての社会制度,医療・介護における国家戦略,リハビリ医療サービスにおける課題等について,行政の内容を含めて分かりやすくご説明いただきました.また,現在,国民総医療費削減に向けて様々な制度の見直しが行われており,特に維持期における介護保険総費用の削減が課題とのことでした.個々のセラピストが急性期,回復期,維持期の各期における役割を十分に理解し,連携をとることの重要性を再認識する事ができました.

2014/7/22 kato & junya

第149回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2014年7月17日(木) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院外来棟 402会議室
 講 師:向野 雅彦 先生
     藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学I講座 講師
 テーマ:モーションコントロールの仕組みと運動学習

 

 今回は,向野雅彦先生に「モーションコントロールの仕組みと運動学習」と題してご講演いただきました.今回の講演では,運動制御や運動学習について過去の研究報告や向野先生の特技であるバイオリンを例に挙げて,バイオリンの実演を踏まえながら,基礎から応用まで分かりやすく説明をしていただきました.患者さまにより効果の高いリハビリテーションを提供する上で非常に重要な内容であり,フィードバックの方法や環境設定の方法を再考する良い機会となりました.

2015/2/6 kato & junya

第148回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2014年7月4日(金) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院外来棟 402会議室
 講 師:角田 亘 先生
     東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座准教授
 テーマ:脳卒中後遺症に対する経頭蓋磁気刺激

 

 今回は,角田亘先生に「脳卒中後遺症に対する経頭蓋磁気刺激」と題してご講演いただきました.今回の講演では, 経頭蓋磁気刺激が脳へ与える効果やその利用方法などについて,基礎から分かりやすく説明をしていただきました.また,内服などその他の治療との組み合わせによる応用なども,研究結果を通して紹介していただきました.患者さまにより効果の高いリハビリテーションを提供するための最新の治療方法である,経頭蓋磁気刺激について様々な知見を得ることができ,大変勉強になりました.

2014/7/4 kato & junya

第147回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2014年6月3日(火) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学医学部1号館500人ホール
 講 師:Nam-Jong Paik 先生
     Professor, Department of Rehabilitation Medicine,
     Seoul National University College of Medicine,
     Seoul National University Bundang Hospital, South Korea
 テーマ:Neurorehabilitation of stroke

 

 今回は, Nam-Jong Paik先生に「脳卒中における神経リハビリテーション」と題してご講演いただきました.今回のご講演では,神経リハビリテーションにおけるGABAの影響をはじめ,最新かつ身近な機器を用いた介入の紹介,また高次脳機能障害と嚥下障害の関係など,様々な研究を紹介していただきました.臨床研究に携わる我々としても,新しい知見を得ることができ,大変勉強になりました.

2014/6/3 kato & junya

第146回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2014年6月2日(月) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院外来棟 503会議室
 講 師:Jeffrey B. Palmer 先生
     Professor, Johns Hopkins University, USA
 テーマ:Rehabilitation Medicine in the United States: Current Trends

 

 今回は, Jeffrey B. Palmer 先生に「アメリカ合衆国のリハビリテーション医学:最近の動向」と題してご講演いただきました.今回のご講演は,米国における財政や規制問題,病院におけるリハビリの特徴,臨床に即した研究の紹介など,幅広い内容となっておりました.その中でも,リハビリ分野へのロボット導入は近年進歩してきており,我々スタッフも関わることが多いため大変興味深い内容でした.

2014/6/2 kato & junya

第145回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2014年5月9日(金) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院外来棟 402会議室
 講 師:和田 郁雄 先生
     名古屋市立大学大学院リハビリテーション医学講座教授
 テーマ:障がい児の下肢障害に対するケアー
     − リハビリテーションおよび整形外科的アプローチ −

 

 今回は,和田先生に「障がい児の下肢障害に対するケア」と題してご講演いただきました.今回のご講演では,先天性疾患により下肢の変形が進行してしまう障がい児童の下肢に対して,症例毎に手術の方法を工夫されてきた経験を臨床事例の画像所見を交えながら分かりやすくご説明いただきました.術後のリハビリに携わる我々スタッフとしても大変興味深い内容でした.

2014/5/9 kato & junya

第144回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2014年5月8日(木) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院外来棟 403会議室
 講 師:笛木 昇 先生
     長野県立こども病院リハビリテーション科部長
 テーマ:小児専門病院におけるリハビリテーションの役割
     − 長期入院児を家族の一員へ −

 

 今回は笛木先生に「小児専門病院におけるリハビリテーションの役割」と題してご講演いただきました.今回は,長期入院例を中心に最近の動態を基礎疾患別,入院期間別に分けて分かりやすくご説明いただきました.また,長期入院例の在宅移行について,症例や実際に行っている活動をご紹介いただき,小児リハビリテーションにおける家族指導の重要性について理解を深めることができました.当院でも家族塩津の重要性を念頭に置き,臨床に励みたいと思います.

2014/5/8 kato & junya

第143回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2014年4月15日(火) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院外来棟 402会議室
 講 師:Walter R. Frontera, MD, PhD
     Professor and Chair, Department of PM&R
     Vanderbilt University School of Medicine and Medical Director of 
     Rehabilitation Services Vanderbilt University Medical Center
 テーマ:Why is exercise so important for an aging population?

 

 今回は,Frontera先生に高齢者における運動の重要性に関してご講演いただきました.先攻研究や自己の研究結果を分かりやすく説明していただき,加齢と筋力増強の関係性を生理学的観点から考えることについて,知識を深めることができました.今後,我々も生理学的観点に基づいたリハビリテーションを患者様に実践できるように精進していきたいと思います.

2014/4/15 kato & junya

第142回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2014年2月18日(火) 18:00〜 
 場 所:藤田保健衛生大学病院 外来棟403会議室
 講 師:佐藤陽子先生
     宮城高等歯科衛生士学院 教務主任
 テーマ:摂食・嚥下リハビリテーションにおける歯科衛生士の役割 ~口腔ケアの重要性~

 

 今回は,佐藤先生に「摂食・嚥下リハビリテーションにおける歯科衛生士の役割」と題してご講演いただきました.今回のご講演では,口腔ケアの重要性と歯科衛生士の学生教育について,臨床事例を通して分かりやすくご説明いただきました.本講演を拝聴し,口腔ケアは肺炎の予防だけでなく,全身状態,QOLの維持・向上までにつながる重要な介入であるということを認識することができました.今後,患者様のQOLを高めるために口腔ケアの視点にも注意を払い,他職種と連携していきたいと思います.

2014/2/18 kato & junya

第141回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2014年1月31日(金) 18:00〜 
 場 所:藤田保健衛生大学病院 外来棟403会議室
 講 師:吉澤正尹先生
     株式会社 快適生活総合研究所 代表取締役
 テーマ:スポーツ・歩行動作の筋電図を記録して50年
      ― パフォーマンス向上への活用を目指して ―

 

 今回のご講演では,スポーツ・歩行動作の筋電図について,運動の成り立ちの証明(見える化)からパフォーマンスを向上させるための正しい指導方法に関して分かりやすくご講演頂き,大変勉強になりました.また,計測機器の写真や開発中の実機に触れる機会を頂き,興味深く拝聴することができました.今後,我々も臨床・研究の場面で筋電図を活用し,患者様のリハビリテーションに還元していきたいと思います.

2014/1/31 kato & junya


2013年

第140回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2013年12月20日(金) 18:30〜 
 場 所:藤田保健衛生大学病院 外来棟503会議室
 講 師:谷 伸悦先生
     厚生労働省 統計情報部企画課国際分類情報管理室長
 テーマ:WHO国際疾病分類について(ICD-11改定を踏まえて)

 

 今回は谷先生に「WHO国際疾病分類について(ICD-11改定を踏まえて)」と題してご講演いただきました.死因や疾病の国際的な統計基準として用いられているICDの概念とその役割,およびICD-11の改訂を踏まえた問題点などについて詳細にご説明いただきました.さらに普段,我々が臨床で活用しているICFの分類を文化の違いを含めて実用的に用いる上での問題点についても学ぶことができました.

2013/12/20 kato & junya

第139回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2013年11月1日(金) 18:00〜 
 場 所:藤田保健衛生大学病院 外来棟402会議室
 講 師:水尻強志 先生
     宮城厚生協会長町病院院長
 テーマ:大規模災害と地域リハビリテーション

 

 今回は水尻先生に「超高齢社会における大規模災害と地域リハビリテーション」と題してご講演いただきました.海外で生じた大規模災害の事例や東日本大震災で生じた多くの問題,水尻先生の病院で実際に行われた災害対応,地域連携の必要性を学ぶことができました.また,大規模災害時のリハビリテーション医療の役割として災害弱者の保護(急性期),災害関連疾患への対応(亜急性期),生活不活発病への対応(慢性期)を挙げられ,災害が生じてからの対応や対策を先生の経験から教えていただきました.今後起こりうる大規模な災害に適切な行動をとり,地域にも貢献していく必要性を再認識することができました.

2013/11/1 kato & junya

第138回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2013年10月11日(金) 18:00〜 
 場 所:藤田保健衛生大学医学部1号館 500人ホール
 講 師:加藤真介 先生
     徳島大学病院リハビリテーション部教授・部長
 テーマ:脊髄損傷の包括的治療

 今回は加藤先生に「脊髄損傷の包括的治療」と題し,脊髄損傷の生理解剖の知識から治療選択,社会参加に至るまで幅広くお話しいただきました.脊髄損傷の受傷における過去と現在の比較や地域特性などを先生の知見をふまえて解説いただきました.脊髄損傷者に対するリハビリテーションの現状や背景,また今後のリハビリテーションへの要望などについてお話しいただき,我々スタッフとしても大変興味深く,勉強になる内容でした.

2013/10/11 kato & junya

第137回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2013年10月4日(金) 18:00〜 
 場 所:藤田保健衛生大学医療科学部リハビリテーション学科棟306教室
 講 師:遠藤秀紀 先生
     東京大学総合研究博物館教授 
 テーマ:身体に見る5億年の歴史

 

 今回は遠藤先生に「身体に見る5億年の歴史」と題してご講演いただきました.今回の講演では生物の進化や歴史について,たくさんの写真をふまえて説明いただきました.生物の歴史は長く,環境に適応して進化する過程や意義を考えることは.解剖学や地理・世界史などの様々な観点から多面的に考える必要があり,大変勉強になるお話でした.獣医師であり研究家である遠藤先生のお話は新鮮であり,また命の尊さを再認識できる内容であり,我々リハビリスタッフにも非常に興味深いお話でした.

2013/10/4 kato & junya

第136回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2013年9月27日(金) 18:00〜 
 場 所:藤田保健衛生大学医学部1号館 500人ホール
 講 師:影近謙治 先生
     金沢医科大学医学部運動機能病態学リハビリテーション科教授 
 テーマ:多様なリハニーズへの戦略 – 大学病院から地域へ –

 

 今回は影近先生に「多様なリハニーズへの戦略 – 大学病院から地域へ –」と題してご講演いただきました.金沢医科大学病院のリハビリの診療体制の一つである,療法士が病棟に専従した体制についてご紹介していただきました.病棟に専従の療法士がいることで主科Dr.や病棟Nrs.の意識改革となり,病棟スタッフや家族にとっても身近になることで,常に良いリハビリが提供されています.また,大学病院でありながら「顔が見える連携」をテーマに,患者さまが自宅で生活できるように様々な工夫を他職種,他業者と行われていました.今回のご講演を通して病棟スタッフを含め,他職種と密な連携をとることの重要性,有用性を改めて認識することができました.

2013/9/27 kato & junya

第135回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2013年9月19日(木) 17:30〜 
 場 所:藤田保健衛生大学病院 外来棟402会議室
 講 師:Steven B. Leder先生
     Department of Surgery, Section of Otolaryngology, Yale School of Medicine
 テーマ:Effect of Nasogastric Tubes on Incidence of Aspiration
 講 師:Rosemary Martino先生
     Department of Speech-Language Pathology,University of Toronto
 テーマ:The TOR-BSST(c) Dysphagia Screening Tool and a Web-based Refresher

 

 今回はLeder先生とMartino先生に嚥下に関してご講演いただきました.Leder先生にはNGチューブと誤嚥の関係についてお話しいただきました.これまでの研究や先生の知見をわかりやすく説明いただき,大変勉強になりました.また,Martino先生には嚥下障害のスクリーニングテストであるTOR-BSST(c)についてご説明いただき,カナダでの先生の経験や現状について知ることができました.両講演とも,嚥下障害と密接な関係を持つリハビリテーションの立場として,とても勉強になり,非常に興味深いご講演でした.

2013/9/19 kato & junya

第134回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2013年8月2日(金) 18:00〜 
 場 所:藤田保健衛生大学病院 外来棟503会議室
 講 師:根本明宜 先生
     横浜市立大学附属病院医療情報部部長 
 テーマ:最近の痙縮治療とITB療法の動向

 

 今回は根本明宜先生に「最近の痙縮治療とITB療法の動向」と題しご講演いただきました.講演では,痙縮の病態生理などの基本的な内容から,先生の経験を通した実際の治療まで幅広くお話しいただきました.ITBだけでなく,SDR(選択的脊髄根遮断術)やボトックス治療など,近年広まりつつある痙縮治療の方法について,とてもわかりやすく説明していただきました.私たちも本日学んだことを,日々の臨床に活かして参りたいと思います.

2013/8/2 kato & junya

第133回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2013年7月12日(金) 18:00〜 
 場 所:藤田保健衛生大学医学部1号館 500人ホール
 講 師:白倉賢二 先生
     群馬大学医学部附属病院リハビリテーション部 
     大学院医学系研究科リハビリテーション医学分野教授 
 テーマ:変形性膝関節症の診断治療とリハビリテーション

 

 今回は白倉賢二先生に変形性膝関節症の診断とリハビリテーションについてご講演いただきました.今回の講演では,変形性膝関節症の診断のポイントや術前後の変化などを先生の経験を通してご説明いただきました.特に疼痛,アライメントに配慮したリハビリテーションの重要性に関して,私たちセラピストがアプローチすべきポイントを再認識できる内容でした.本日,ご講演いただいた内容を,明日からの臨床につなげていきたいと思います.

2013/7/12 kato & junya

第132回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2013年6月11日(火) 17:00〜 
 場 所:藤田保健衛生大学病院 外来棟403会議室
 講 師:Professor Jorge Lains 先生
     Medical Director Deputy
      – Rehabilitation Centre for the Central Region of Portugal – 
     Rovisco Pais Hospital
 テーマ:Brain Plasticity and Plateau in Stroke Rehabilitation

 

 今回は「Brain Plasticity and Plateau in Stroke Rehabilitation」と題し,Lains 先生にご講演いただきました.Lains先生は現在,ISPRMでも活躍されており,様々な観点からとても興味深いお話を聞くことができました.最新の研究により,リハビリの効果をf-MRIなどを用いて証明できるようになってきました.患者が楽しいと思えるようなリハビリを提供することや,適切な課題を選択して治療プログラムを立てることが,脳の可塑性に効果的であることを学ぶことができました.

2013/6/11 kato & junya

第131回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2013年6月10日(月) 16:30〜 
 場 所:藤田保健衛生大学病院 外来棟403会議室
 講 師:Professor Li Jianjun (李建軍) 先生
     China Rehabilitation Research Center, Beijing, China 
 テーマ:中国リハビリテーションの現状と展望

 

 今回は中国リハビリテーションの現状と展望をLi Jianjun先生にご講演いただきました.現在,一人っ子政策により急速に少子高齢化が進む中国において,リハビリテーションの必要性や療法士不足である現状を知りました.我が国でも依然として高齢化が進んでいるため,同じ問題を抱える国として,リハビリテーションの必要性や専門性について,改めて考える機会を得ることができました.

2013/6/10 kato & junya

第130回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2013年6月6日(火) 17:00〜 
 場 所:藤田保健衛生大学病院 外来棟503会議室
 講 師:Dr. Peter L Rosenbaum 先生
     Professor in the Department of Pediatrics
     Associate Member of the Department of Clinical Epidemiology 
     and Biostatistics
     McMaster University 
 テーマ:Measure and Measurement

 

 今回は「Measure and Measurement」と題し,Rosenbaum 先生にご講演いただきました.評価の目的を明確にし,適した評価方法を選択する必要性を説明していただきました.Rosenbaum先生のお話はわかりやすく,とても興味深い内容でした.私達もリハビリを行っていく上で,評価の目的と方法,および評価の信頼性と妥当性について熟考し,患者の治療に役立てていきたいと思います.

2013/6/6 kato & junya

第129回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2013年5月31日(金) 18:00〜 
 場 所:藤田保健衛生大学病院 外来棟403会議室
 講 師:野村忠雄 先生
     富山県高志リハビリテーション病院 病院長 
 テーマ:脳性まひ上肢の機能評価と手術療法

 

 今回は脳性まひ上肢の機能評価と手術療法と題し,野村忠雄先生にご講演いただきました.上肢・手指の変形に生じている病態について,詳しく学ぶことができました.また,上肢機能に関する様々な評価法.ボトックスなどを用いた保存療法,観血的治療,およびその後に必要となるリハビリについても紹介していただきました.今回の講演で得た知識を,脳性まひや痙性麻痺を呈する患者様の治療に役立てていけるように努めます.

2013/5/31 kato & junya

第128回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2013年4月26日(金) 18:00〜 
 場 所:藤田保健衛生大学医学部1号館 500人ホール 
 講 師:浦川邦夫 先生 
     九州大学経済学研究院 経済工学部門 政策分析講座准教授 
 テーマ:経済学における幸福度研究の現状

 

 今回のご講演では経済学における幸福度研究の現状について,社会福祉を題材に,様々な観点から学ぶことができました.また海外で行われてきた幸福度調査や諸外国の政府の取り組みについても紹介していただきました.今後はリハビリテーションの立場から改めて患者様の幸福について改めて考え,最善のリハビリテーションを患者様に提供していきたいと思います.

2013/4/26 kato & junya

第127回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2013年1月31日(木) 18:00〜 
 場 所:藤田保健衛生大学病院 外来棟503会議室 
 講 師:Samerduen Kharmwan, MD.  
     Khon Kaen University, Assist professor 
 テーマ:Cerebral palsy Musculoskeletal evaluation

 

 今回のご講演では脳性麻痺の評価や治療について,先生の研究を踏まえ,大変わかわりやすくご講演いただきました.脳性麻痺に対する最新の知見や,一般的な評価法方法,治療の組み立て方などを考えることができました.今回ご講演いただいた内容を明日からの臨床に活かしていきたいと思います.

2013/1/31 kato & junya

第126回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2013年1月18日(金) 18:00〜 
 場 所:藤田保健衛生大学医学部1号館 500人ホール
 講 師:園田 茂 先生
     藤田保健衛生大学七栗サナトリウム病院長
 テーマ:回復期リハの現状と、あるべき姿

 

 今回のご講演では七栗サナトリウム院長であり,長年,回復期リハの最前線で活躍されている園田茂先生に,回復期リハについてお話いただきました.回復期リハに関する制度や他職種間の連携,我々スタッフに求められることまで,大変わかりやすく講演いただきました.医療従事者として患者様に何が必要か,我々がどうあるべきかを考えさせられる内容でした.

2013/1/18 kato & junya


2012年

第125回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2012年12月21日(金) 18:00〜 
 場 所:藤田保健衛生大学医学部1号館 500人ホール
 講 師:村上 信 先生
     淑徳大学総合福祉学部社会福祉学科 教授 
 テーマ:連携を考える-交通事故被害者生活支援教育研修会の
     経験と連携手帳作成の試みを通して

 

 今回のご講演では交通事故を通して,社会補償の制度,交通事故の被害者や加害者,またその家族の抱える問題について,社会福祉士の立場からお話し頂きました.連携手帳を用いて,他職種や当事者と関わることで,より良い支援ができたという経験を聞くことができました.我々リハビリスタッフもより密に社会福祉士と連携をとり,患者様により良い支援ができるようにしたいと思います.

2012/12/21 kato & junya

第124回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2012年12月14日(金) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学医学部1号館 500人ホール
 講 師:阿部浩明 先生
     広南病院リハビリテーション科 総括主任 
 テーマ:脳卒中後にみられるpusher syndromeの実際

 

 今回のご講演では我々が関わることの多いpusher syndromeについて,メカニズムから最近の知見まで幅広くお話し頂き,大変勉強になりました.現在用いられている評価法や治療手技など,明日からの臨床に活かすことのできる非常に興味深い講演でした.最も症状が現れる急性期において,正しい知識と適切な治療で,患者様の社会復帰に貢献できるよう精進したいと思います.

2012/12/14 kato & junya

第123回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2012年12月7日(金) 17:30〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院 外来棟403会議室
 講 師:長谷見雄二 先生
     早稲田大学理工学部建築学科 教授 
 テーマ:建築とリハビリテーション

 

 今回は「建築とリハビリテーション」と題し,私たちが普段関わることの少ない,建築の専門家である長谷見先生にご講演していただきました.講演を通して,病院や施設における防災や避難経路を建築学的な側面から捉えることができました.また,我々もリハビリテーションを行う中で携わることになる,退院後の患者様の生活環境をわかりやすく説明して頂きました.今後は,災害時の対応も視野に入れた住宅改修を行っていきたいと思います.

2012/12/07 kato & junya

第122回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2012年12月4日(火) 16:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学医学部1号館 500人ホール
 講 師:戸山芳昭 先生
     慶應義塾大学医学部整形外科 教授 
 テーマ:動く喜び、動ける幸せー健康寿命延伸への運動器の役割

 

 今回は「動く喜び,動ける幸せ − 健康寿命延伸への運動器の役割 − 」と題し,整形外科の視点から,これから迎える超高齢化社会について,戸山先生にご講演していただきました.今後,高齢者が増加していく中で,運動器の障害が健康寿命の短縮につながることを改めて学ぶことができました.我々もロコモーティブシンドロームの予防を意識し,日々の臨床に努めたいと思います.

2012/12/04 kato & junya

第121回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2012年11月19日(月) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院 外来棟403会議室
 講 師:K. Ming Chan 先生
     University of Alberta 
 テーマ:Novel targeted nerve reinnervation surgery to improve 
     myoelectric prosthesis control in arm amputees

 

 今回のご講演では,上肢切断に対する最先端の機能再建について非常にわかりやすくご説明頂き,大変勉強になりました.切断した断端の残存神経を直接つなぐことで,ロボット義手をこれまで以上に正確に動かし,また義手からのフィードバックまで再建するといった,切断に対する医療の大きな飛躍につながる,非常に興味深いお話でした.将来のリハビリの在り方を考えさせられる,非常に良い機会になりました.

2012/11/19 kato & junya

第120回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2012年11月6日(火) 16:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学医学部1号館 500人ホール
 講 師:Hermano Igo Krebs 先生
     Massachusetts Institute of Technology 
 テーマ:Robotic Rehabilitation: The Tipping Point

 

 今回のご講演では,ロボットリハビリテーションの変遷と転換点について、非常にわかりやすくご説明頂き,大変勉強になりました.現在,注目されているロボットをリハビリに応用できるように考案し,患者様の運動をアシストするだけではなく,機能回復に焦点を当てた内容でした.ロボットリハビリを最先端で牽引される先生のお話は,リハビリの更なる発展につながる非常に興味深いお話でした.

2012/11/06 kato & junya

第119回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2012年10月29日(月) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院 外来棟403会議室
 講 師:向野雅彦 先生
     旭川医科大学リハビリテーション科 助教
 テーマ:中枢神経損傷後の機能回復メカニズムと臨床介入の試み

 

 今回のご講演では,中枢神経損傷後の機能回復メカニズムと臨床介入の試みについて,わかりやすくご講演頂き,大変勉強になりました.新しい評価方法を用いて,病巣と機能障害の関係性を説明して頂き,今後の治療に活かされる非常に興味深いお話でした.今回のご講演を日々の臨床に活かせるように,我々も努力していきたいと思います.

2012/10/29 kato & junya

市民公開講座,第118回藤田保健衛生大学リハビリテーション部門研修会
※国立長寿医療研究センター,藤田保健衛生大学リハビリテーション部門共催

 日 時:2012年10月11日(木) 15:30〜 
 場 所:藤田保健衛生大学医学部 500人ホール
 講 師:鳥羽研二 先生
     国立長寿医療研究センター病院 病院長
 テーマ:転倒の評価と予防
 講 師:海老原覚 先生
     東北大学大学院医学系研究科 障害科学専攻 機能医科学講座 内部障害学分野
     東北大学病院 内部障害リハビリテーション科
 テーマ:アロマと転倒予防

 

 今回のご講演は,鳥羽先生と海老原先生のお二人によるものでした.鳥羽先生からは,転倒によって引き起こされる悪影響に関して,具体的な数値を示しながらお話ししていただき,転倒の怖さを改めて実感しました.転倒には身体機能だけではなく様々な要因があり,予防のためには多面的な視点が必要だと感じました.また,海老原先生からは,アロマによる嗅覚刺激が転倒予防に効果的であるという,新しい知見を解説していただき,転倒予防のために広い視野を持ち,様々な方向から取り組むことの重要性を改めて感じました.高齢化に伴い,非常に重要視されている転倒予防に関して,我々リハビリスタッフも積極的に取り組んでいきたいと思います.

2012/10/11 kato & junya

第117回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2012年9月5日(水) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学医学部 500人ホール
 講 師:須藤啓広 先生
     三重大学大学院医学系研究科 生命医科学専攻
     臨床医学系講座 運動器外科学・腫瘍集学治療学 教授
 テーマ:セメントレス人工股関節の進化とリハビリテーションの変遷 

 

 今回のご講演では,人工股関節と術式の進化に伴ったリハビリテーションについて,分かりやすくご講演頂き,大変勉強になりました.欧米ではMISやナビゲーションを用いた手術技術の進化に伴い,スポーツや活動的なADLを獲得していることを知る事ができました.我々も患者様のADLを最大限に向上できるよう,技術の進化に見合ったリハビリテーションを提供して行きたいと思います.

2012/09/05 kato & junya

第116回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2012年9月3日(月) 17:30〜
 場 所:藤田保健衛生大学医療科学部7号館(リハ学科棟) 306教室
 講 師:Timothy M. McCulloch 先生
     University of Wisconsin
 テーマ:The potential of High resolution manometry coupled with 3D CT scanning 

 

 今回のご講演では,3DCTと高解像度マノメータを用いた最先端の嚥下評価についてお話しを頂きました.映像での嚥下評価と圧計測を用いた評価を同期して使用する事で,これまでにない詳細な嚥下の評価に役立つ可能性を示されました.私たちも日々の臨床と研究を結びつけて,今後の医療の発展に貢献できるように努めたいと思います.

2012/09/03 kato & junya

第115回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2012年8月28日(火) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院 外来棟403会議室
 講 師:Ianessa A. Humbert 先生
     Johns Hopkins University
 テーマ:New Concepts in Swallowing Neurophysiology 

 

 今回のご講演では,嚥下における運動学習の考え方について説明して頂き,とても勉強になりました.簡単な運動学習を例とした難易度調整の重要性や,ご自身の研究を通して,嚥下における訓練方法の組み立て方について学ぶ事ができました.本日,学んだ知識を今後のリハビリテーションに活かしていきたいと思います.

2012/08/28 kato & junya

第114回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2012年7月10日(火) 17:45〜
 場 所:藤田保健衛生大学医学部 500人ホール
 講 師:高木邦格 先生
     国際医療福祉大学 理事長
 テーマ:日本の医療とリハビリテーション医療の現状と将来 

 

 今回のご講演では,日本のリハビリテーション医療の現状や課題について様々な角度から説明して頂き,とても勉強になりました.リハビリテーションの質を向上させるために自分達がしなくてはならないこと,自分達に求められている事について,改めて深く考える機会を得る事ができました.今後も現状に満足せず,医療の質の向上に取り組んでいきたいと思います.

2012/07/10 kato & junya

第113回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2012年7月6日(金) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学医療科学部 リハビリテーション学科棟
 講 師:鈴木隆雄 先生
     独立行政法人国立長寿医療研究センター 研究所長
 テーマ:超高齢社会の高齢者の健康問題を考える

 

 今回のご講演では,現代社会における高齢者の抱える問題点である疾病予防,介護予防,運動器疾患についてご講演いただきとても勉強になりました.本日,学んだ知識を今後の高齢者のリハビリテーションに活かしていきたいと思います.

2012/07/06 kato & junya

第112回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2012年6月8日(金) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学医学部 500人ホール
 講 師:篠田雄一 先生
     三郷中央総合病院 リハビリテーション科 部長
 テーマ:科学から考えるリハビリテーション医学とアンチエイジング医学

 

 今回のご講演では,アンチエイジングと密接な関わりがあるメタボリックシンドロームなどの原因を目に見えない細胞学的な観点からお話し頂きました.また,リハビリテーションとアンチエイジングとの関わり合いについて知識が深まり,とても勉強になりました.今回の講演で学んだことを参考に,日々の患者様の治療に生かして行きたいと思います.

2012/06/08 kato & junya

第111回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2012年5月11日(金) 18:00〜
 場 所:藤田保健衛生大学医学部 500人ホール
 講 師:江尻和貴 先生
     医療法人社団輝生会 船橋市立リハビリテーション病院
     教育研修部 SW部門 チーフ
     取出涼子 先生
     医療法人社団輝生会 初台リハビリテーション病院
     教育研修部 SW部門 チーフ 
 テーマ:リハビリテーション病院における患者・家族の心理社会的
     問題とソーシャルワーク

 

 今回のご講演では,船橋市立リハビリテーション病院や初台リハビリテーション病院の特徴とソーシャルワーカーの一日の仕事の流れ,および患者・家族・地域との関わり合いについて,分かりやすくお話し頂きとても勉強になりました.チーム医療を円滑に進めるためのマトリックス組織や近隣介護職員を対象とした勉強会など,さまざまな取り組みについて知ることができました.今回の講演で学んだことを参考に、当院でもより良い連携がとれるように心掛けたいと思います.

2012/05/11 kato & junya

第110回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2012年2月23日(木) 17:30〜
 場 所:藤田保健衛生大学医学部 500人ホール
 講 師:Klaus R.H.Von Wild 先生
     Professor of Neurosurgery Medical Faculty University of Münster Professor 
     for Functional Neurorehabilitation and Re-engineering in brain and spinal 
     cord lesions at the International Neuroscience Institute
 テーマ:Social re-entry and HRQOL following SCI and TBI

 

 今回のご講演では,TBIとSCIの患者様における社会復帰とQOLについてお話しを頂きました.両者が抱える社会的問題 ( 家族関係,経済的問題,生産性,社会経済的な地位,コミュニティーへの復帰,生活の質など )やリハビリテーションとコミュニティーへの復帰との間のギャップを埋めるための指標,および社会保険のあり方などをドイツを例にして説明して頂きました.今回の例を参考に急性期病院としての役割をもう一度見直し,患者様にスムーズな社会復帰を提供できるよう,今後も精進していきたいと思います.

2012/02/23 kato & junya


2011年

第109回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2011年12月16日(金) 18:00〜
 講 師:中島恵美 先生
     慶應義塾大学薬学部 薬剤学講座教授 
 テーマ:「プラセボ効果と脳」の最新情報

 

 今回のご講演では,プラセボ効果についてご自身のリハビリのご経験を交えて分かりやすくお話し頂き,改めて心のリハビリの大切さに気付きました.我々の臨床においても,患者様の治療によい効果を与える声掛けができるよう心掛けていきたいと思います.

2011/12/16 kato & junya

第108回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2011年8月5日(金) 18:00〜
 講 師:Sam Law 先生
     香港医院管理局北区医院二級義肢装具士 
 テーマ:疾患特異的な装具の転倒予防の有効性の検討 ー文献レビュー
 ※講演に関して,Sam Law先生より,コメントを頂きました.こちらをご覧下さい.

 

 今回のご講演では,疾患特異的な装具における転倒予防の有効性に関して分かりやすくご教授頂き,とても勉強になりました.骨粗鬆症患者の機能改善や転倒時の保護を目的とした装具など,非常に参考になりました.今後の装具の作成に生かして行きたいと思います.

2011/8/5 kato & junya

第107回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2011年7月6日(水) 17:30〜
 講 師:大島伸一 先生
     国立長寿医療研究センター総長 
 テーマ:高齢社会における長寿医療の役割と方向性

 

 今回のご講演では,これまでの医療と今後の医療について分かりやすくご教授頂き,とても勉強になりました.生活を主体とした医療の中でリハビリテーションの重要性を痛感しました.今後も世界に発信できるリハビリテーション医療を提供できるように我々も努力していきたいと思います.

2011/7/6 kato & junya

第106回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2011年7月1日(金) 18:00〜
 講 師:植田耕一郎 先生
     日本大学歯学部摂食機能療法学講座教授 
 テーマ:摂食・嚥下機能回復のための口腔機能訓練とケア

 

 今回のご講演では,急性期から維持期までの口腔機能訓練とケアについて分かりやすくご教授頂き,とても勉強になりました.患者様の人生という視点で摂食・嚥下機能回復を考えることの重要性,訓練やケアの本質について,改めて考え直す機会を得ることができました.

2011/7/1 kato & junya

第105回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2011年6月29日(水) 18:00〜
 講 師:松永俊樹 先生
     秋田大学医学部附属病院リハビリテーション科准教授
 テーマ:新型表面電極FES装置による麻痺肢機能再建

 

 今回のご講演では,FESの基礎から臨床応用まで分かりやすく説明して頂き,とても勉強になりました.デモンストレーションでは,実際に患者様の変化を見ることができ,FESの有用性を実感しました.今後の臨床で役立てていきたいと思います

2011/6/29 kato & junya

第104回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2011年3月30日(水) 17:30〜
 講 師:鳥羽研二 先生
     国立長寿医療研究センター病院病院長 
 テーマ:高齢者医療におけるリハビリテーションの重要性

 

 今回のご講演では,高齢者医療について研究データやユーモアを交えながら,分かりやすく教えて頂き,大変勉強になりました.患者様の立場に立ち,QOLに直結したリハビリテーションの重要性を痛感しました.

2011/3/30 kato & junya

第103回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2011年3月18日(金) 18:00〜
 講 師:及部珠紀 先生
     藤田保健衛生大学病院リハビリテーション部係長 
 テーマ:藤田リハにおける運動学習研究

 

 今回のご講演では,藤田リハにおける運動学習研究ついて,「教示・戦略・学習過程・練習方法・一定練習・多様練習」という,6つのキーワードを基に説明して頂き,とても勉強になりました.また,4つの研究結果を通して,運動学習の臨床応用と客観的評価が,いかに重要であるかを再確認致しました.今後の臨床に生かせるよう,努力して行きたいと思います.

2011/3/18 kato & junya

第102回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2011年2月10日(木) 17:30〜
 講 師:Klaus R.H.Von Wild 先生
     Professor of Neurosurgery Medical Faculty University of Münster Professor 
     for Functional Neurorehabilitation and Re-engineering in brain and spinal 
     cord lesions at the International Neuroscience Institute
 テーマ:Cerebroprotection in neurosurgery – a multidisciplinary challenge
     (頭部外傷後の脳保護に対する多職種アプローチとその効果)

 

 今回のご講演では,頭部外傷後の脳保護に対する多職種のアプローチとその効果について,実際の患者様の動画を提示しながら,わかりやすく説明して頂きました.講演の中では,発生起因や年齢割合,神経伝達物質の影響,リハビリ早期の評価項目,その後の変化などについても説明して頂き,とても勉強になりました.私たち急性期病院の役割をもう一度見直し,チーム一丸となって精進していきたいと思います.

2011/2/14 kato & junya

第101回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2011年1月14日(金) 17:00〜
 講 師:Don-Kyu Kim M.D., Ph.D. 
     Associate professor
     Chung-ang University Hospital 
     Department of Physical Medicine & Rehabilitation 
 テーマ:Computerized visual perception training program for the left side
     hemiplegic patients

 

 今回のご講演は,半側空間無視の新しい治療として,コンピュータを用いた訓練方法を実際の訓練場面を提示しながら,わかりやすく説明して頂き,とても勉強になりました.通常,我々が臨床で行っている紙面上の訓練とは異なり,ディスプレイを通して自分の身体を捉えながら行うことができるものでした.今後,このような治療方法が幅広く行われるように,私たちも貢献できればと思います.

2011/1/14 kato & junya

第100回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2011年1月10日(月) 14:00〜
 講 師:Jeffery B. Palmer, M.D.
     Professor of Physical Medicine and Rehabilitation,
     The Johns Hopkins University
 テーマ:Coordination of Eating, Breathing, and Swallowing
 講 師:才藤栄一 先生
     藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学Ⅰ講座教授
 テーマ:Robotics in Rehabilitation Medicine – realizing future-view

 

 今回のご講演は, Palmer教授と才藤教授のお二人によるものでした.Palmer教授からは「咀嚼と嚥下」のメカニズムについて,VF(嚥下造影検査)を通して分かりやすく説明して頂き,とても勉強になりました.また,新しい知見として,嚥下と味覚・嗅覚との関わりについても,大変興味深いお話しをして頂きました.才藤教授からは,「ロボットとリハビリテーション医療」について,人間支援型ロボットである「WPAL」や「Winglet」を例に挙げて,お話しをして頂きました.研究・開発の経緯や訓練効果を患者様が実際に使用している動画を通して,分かりやすく説明して頂き,リハビリテーション医学 と支援工学の結びつきの重要性について,知識を深めることができました.リハビリテーション医療の最前線に立っていらっしゃるお二人に負けぬよう,我々リハビリスタッフも一丸となって邁進して行きたいと思います.

2011/1/12 kato & junya


2010年

第99回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2010年11月22日(月) 18:00〜
 講 師:梶 龍兒 先生
     徳島大学大学院 ヘルスバイオサイエンス研究部 感覚情報医学講座
     臨床神経科学分野 教授
 テーマ:痙縮のボツリヌス治療

 

 今回のご講演では,ボツリヌスの基礎から臨床応用までわかりやすくお話しいただき,とても勉強になりました.ボツリヌス治療とリハビリテーションの併用により,患者様の能力が大きく改善することを知り,とても感動しました.今後ボツリヌス治療が幅広く行われるように,私たちも貢献できればと思います.

2010/11/22 kato & junya

第98回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2010年11月19日(金) 18:00〜 
 講 師:本田 哲三 先生
     医療法人輝山会 輝山会記念病院 総合リハビリテーションセンター総長
 テーマ:高齢化社会の地域リハビリテーションー限界集落介入調査  結果を中心にー

 

 今回のご講演では,当病院では経験することのできない地域リハビリテーションの現状を深く知ることができました.また,日本の過疎地における高齢化の現状を知り,改めてリハビリの大切さを痛感しました.急性期病院に所属する者として,退院後の生活が健やかに過ごせるように,入院中のリハビリ指導や自宅での環境設定をしっかり行っていきたいと思います.

2010/11/19 kato & junya

第97回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2010年9月17日(金) 18:00〜 
 講 師:石川 誠 先生
     輝生会理事長,新誠会理事長,初台リハビリテーション病院
 テーマ:急性期から回復期そして維持期へとつづくリハビリ医療

 

 今回のご講演では,日本の医療の現状を知り,改めてチームリハビリの大切さを痛感しました.寝たきり老人を作らない為にも,私たち急性期病院の役割をもう一度見直し,チーム一丸となって精進していきたいと思います.

2010/9/17 kato & junya

第96回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2010年6月25日(金) 18:00〜 
 講 師:本望 修 先生
     札幌医科大学 神経再生医学講座 特任教授
 テーマ:脳梗塞に対する自己培養骨髄幹細胞の静脈内投与

 

 今回のご講演では,骨髄幹細胞の有効性・実用化についてわかりやすく説明していただき,大変勉強になりました.実際の映像を見て効果を実感し,臨床の現場からも早期の実用化を楽しみにしております.

2010/8/12 kato & junya

第95回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2010年6月18日(金) 18:00〜 
 講 師:田沼 明 先生
     静岡県立静岡がんセンターリハビリテーション科 科部長 
 テーマ:進行がんに対するリハビリテーション

 

 今回のご講演では,進行がんのリハビリテーションの概要を幅広く説明して頂き,大変勉強になりました.がんのリハビリテーションの重要性を再認識し,私たちも日々基礎知識を補いながら,病棟を含め一丸となり治療をしていきたいと思います.

2010/10/6 kato & junya

第94回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2010年5月7日(金) 18:00〜 
 講 師:久保俊一 先生
     京都府立医科大学大学院医学研究科
     運動器機能再生外科学(整形外科学教室)教授
 テーマ:股関節疾患の基本とup to date

 

 今回のご講演では,特発性大腿骨頭壊死症の診断から予防までわかりやすく説明して頂き,大変勉強になりました.治療を行う上での臨床研究の重要性や診断基準や病期・病型分類の根拠について再認識することができました.今後も基礎知識を補いながら,臨床・研究に励みたいと思います.

2010/5/7 kato & junya

第93回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2010年4月16日(金) 18:00〜 
 講 師:藤谷順子 先生
     独立行政法人国立国際医療研究センター病院
     リハビリテーション科 医長
 テーマ:誤嚥性肺炎のチーム医療
 講 師:芳賀信彦 先生
     東京大学大学院医学系研究科外科学専攻
     感覚・運動機能医学講座 教授
 テーマ:先天性下肢形成不全へのアプローチ

 

 今回のご講演では,誤嚥性肺炎のチーム医療と先天性下肢形成不全へのアプローチについて,図や動画などを用いて,分かりやすく説明して頂きました.誤嚥性肺炎については,高齢者の抱える問題から実際のリハビリテーションまで幅広い内容であり,チーム医療の大切さを再度痛感しました.先天性下肢形成不全については,手術方法やその特徴,手術方法の選択に至るまでの考え方やその後の経過について,実際の動画を通して知識を深めることができました.今後の臨床で活かせるように努力して行きたいと思います.

2010/4/16 kato & junya

第92回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2010年4月2日(金) 18:00〜 
 講 師:池田 聡 先生
     鹿児島大学病院リハビリテーション部 部長
 テーマ:分子生物学的視点から見た筋力増強訓練

 

 今回のご講演では,筋力増強訓練を分子レベルの視点から分かりやすく説明して頂き,とても勉強になりました.解剖学・生理学的な基礎知識や応用知識について理解を深めることができ,さらに臨床での効果的な筋力増強法では,筋収縮の方法や刺激の与え方について知識を深めることができました.今回,得た知識を実際の臨床に活かして行きたいと思います.

2010/4/2 kato & junya

第91回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2010年2月12日(金) 18:00〜 
 講 師:佐浦隆一 先生
     大阪医科大学 総合医学講座 リハビリテーション医学教室 教授
 テーマ:慢性腎不全患者の運動器合併症などに対するリハビリテーション

 

 今回のご講演では,腎不全患者の国内の現状,および病態・運動・リハビリテーションについて分かりやすく説明して頂き,とても勉強になりました.当院でも透析中のリハビリテーションを行い始め,試行錯誤しながら臨床に臨んでおります.今後はデータに基づいた介入を行い,腎不全患者のQOL向上を目指していきたいと思います.

2010/2/12 kato & junya

第90回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2010年2月1日(金) 18:00〜 
 講 師:Manolete C. Guerrero 先生
     Neurologist, Dean, Physical Therapy, San Pedro college
 テーマ:The evolution of neuroplasticity and its application into clinical practice

 

 今回のご講演では,神経可塑性の進化とその臨床応用について,図や写真を取り入れて分かりやすく説明して頂きました.神経可塑性における原則やその種類,および臨床での痙性に対する考え方やフィリピンでの現状について知識を深めることができました.今後,更なる進化が期待される神経の可塑性について興味を抱きつつ,今後の臨床に活かせるように努力していきたいと思います.

2010/2/1 kato & junya

第89回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2010年1月15日(金) 18:00〜 
 講 師:伊勢眞樹 先生
     倉敷中央病院リハビリテーション科 主任部長
 テーマ:代償運動・動作とその適応ー代償学の提言ー

 

 今回のご講演では,代償学をリハ医学の新たな一分野として捉え,その定義や分類について詳細な説明をして頂きました.解剖および,顕微鏡写真を取り入れた説明や関節ごとの代償運動を通して,改めて代償動作について考える機会を得ることができました.今後の臨床に活かしていきたいと思います.

2010/1/15 kato & junya


2009年


第88回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2009年12月18日(金) 18:00〜 
 講 師:佐伯 覚 先生
     産業医科大学 リハビリテーション医学講座准教授
 テーマ:脳卒中片麻痺上肢訓練用ロボットー現状と課題ー

 今回のご講演では,ロボット技術を用いた訓練機器の効果について,光トポグラフィを用いて分かりやすくご教授頂きました.実際の使用場面を映像でご紹介して頂き,大変興味を持ちました.今後,このような訓練機器を臨床で活用できるように,日々努力して行きたいと思います.

2009/12/18 kato & junya

第87回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2009年12月12日(金) 18:00〜 
 講 師:橋本修二 先生
     藤田保健衛生大学医学部 衛生学講座教授
 テーマ:リハビリテーション研究のデータ解析Q&A

 今回のご講演は,リハビリ医師からの研究等に関わる具体的なデータの提示に対し、データ解析の手順から解析目的の具体化・明確化、解析手法の選択、それ以外の課題ととても分かりやすく御教示して頂きました。今回教えて頂いた事を今後の研究のデータ解析に活かしていきたいと思います。

2009/12/12 kato & junya

第86回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2009年11月6日(金) 18:00〜 
 講 師:生駒一憲 先生
     北海道大学病院 リハビリテーション科教授
 テーマ:磁気刺激とリハビリテーション

 今回のご講演では,磁気刺激の基礎からリハビリテーションまでわかりやすくご教授いただき、大変勉強になりました。リハビリテーションの効果を高める一手段として磁気刺激の有用性を感じ、我々も知識を増やしていきたいと思います。

2009/11/6 kato & junya

第85回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2009年10月20日(金) 18:00〜 
 講 師:Arthur J. Miller 先生
     California大学 教授
 テーマ:摂食・嚥下治療戦略

 今回のご講演では,嚥下機能の神経生理学的な基礎を再学習し,それに照らしあわせた脳血管障害のメカニズムについて学びました.また,その理論に基づいた磁気刺激や電気刺激など,最先端の治療の有用性を知ることができました.日々の治療行為にて感覚入力を行うことの重要性も再認識できました.臨床場面で,より効果的な神経・筋の賦活方法を考えながら,治療にあたって行きたいと思います.

2009/10/20 kato & junya

第84回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2009年9月25日(金) 18:00〜 
 講 師:小林一成 先生
     東京慈恵会医科大学附属第三病院
       リハビリテーション科准教授 診療部長
 テーマ:首都圏における地域連携パス
 講 師:安保雅博 先生
     東京慈恵会医科大学附属病院
       リハビリテーション科主任教授 診療部長
 テーマ:維持期における脳卒中上肢麻痺のリハビリテーション

 今回のご講演では,小林先生より,東京の現状と医療・福祉制度について,わかりやすくご講演していただきました.医療制度上パスの運用は必要ですが,病院間の連携や多数のパスを統一する難しさを知ることが出来ました.
 また,安保先生からは,NEURO-6,15という麻痺側上肢機能回復訓練についてご紹介頂き,新しい治療法を知ることができました.当院では,この訓練を行う設備は無いですが,まずは患者様の能力を最大限引き出せる療法士を目指し,さらに精進していきたいと思います.

2009/9/25 kato & junya

第83回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2009年9月4日(金) 18:00〜 
 講 師:川平和美先生
     鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科
     運動機能修復学講座 機能再建医学教授
 テーマ:川平法について

 今回のご講演では,当院で行われている研究に対し,貴重なご意見を頂き,とても参考になりました.先生のご意見をもとに,さらなる発展を遂げて行きたいと考えております.

2009/9/4 kato & junya

第82回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2009年9月1日(金) 18:00〜 
 講 師:JoAnne Robbins 先生
     ウィスコンシン大学 老年研究教育臨床センター教授
 テーマ:Evaluation/Diagnosis of Dysphagia in Older Adults

 今回のご講演では,嚥下に関する器官が発達に伴ってどのように変化し,それが嚥下障害とどう関係するかについて知識を深めることができました.また,評価についてもその特性や視点を分かりやすく説明していただき,今後の臨床に役立たせていきたいと思います.

2009/9/1 kato & junya

第81回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2009年8月24日(金) 18:00〜 
 講 師:Rebecca Z.German 先生
     ジョンズホプキンス大学 リハビリテーション医学教授
 テーマ:What makes a swallow happen?

 今回は先生が行われている豚の研究を紹介しながら、嚥下に関係した神経、感覚、運動についてとてもわかりやすく講演していただきました。著名な先生の講義を受けることができ大変貴重な経験となり、また、解剖、神経の働きを十分理解することの大切さを痛感できました。

2009/8/24 kato & junya

第80回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2009年7月3日(金) 18:00〜 
 講 師:松本茂男 先生
     財団法人黎明郷リハビリテーション病院
     副院長・リハビリテーション部長
 テーマ:装具療法あらかると・・・自験例より

 今回のご講演では,さまざまな神経疾患の患者様に合わせた装具の紹介をしていただき,日々臨床の中で試行錯誤している装具検討の良い参考となりました.明日からの臨床に生かしていきたいと思います.

2009/7/3 kato & junya

第79回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2009年5月22日(金) 18:00〜 
 講 師:岩田 学 先生
     弘前大学大学院保健学研究科 障害保健学分野教授
 テーマ:無酸素性運動能力の評価
     -臨床的評価指標としてのWingate AnT-

 今回のご講演では,無酸素の運動について研究を細かく御紹介いただき、大変有意義な研修会でした。

2009/5/22 kato & junya

第78回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2009年5月15日(金) 18:00〜 
 講 師:半田一登 先生
     日本理学療法士協会会長
 テーマ:もうひとつの理学療法 ~高齢者・障害者の生きがいと幸せ~

 今回のご講演では,長年培われた臨床経験を基にご講演頂き,日頃臨床を行っている私たちにとって,とても考えさせられる内容でした.患者様の生きがいに関与できる療法士になれるよう日々努力していきたいと思います.

2009/5/15 kato & junya

第77回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2009年4月22日(金) 18:00〜 
 講 師:野間知一 先生
     鹿児島大学病院霧島リハビリテーションセンター
     主任 作業療法士
 テーマ:促通反復療法の実際 脳卒中麻痺肢へのアプローチ

 今回のご講演は,当院でも導入させて頂いている促通反復療法について,理論から実際の手技まで詳しく説明して頂きました.また,臨床効果を動画で分かりやすく紹介して頂き,とても勉強になりました.さらに慢性期の患者様への有効例も知ることができ,個別性の治療プログラム立案の重要性を再認識しました.今後の臨床に役立てていきたいと思います.

2009/4/22 kato & junya

第76回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2009年4月15日(金) 18:00〜 
 講 師:Jean-Luc Truelle 先生
     Professor emeritus, Neurology, Faculty of Medicine,
     University of Angers
 テーマ:Social Reintegration after Traumatic Brain Injury.
     The French Experience
 講 師:Michele Montreuil 先生
     Professor of Psychology, Laboratory of Psychopathology and
     Neuropsychology, University of Paris 8
 テーマ:Depression in Multiple Sclerosis.

 今回は,多発性硬化症と頭部外傷後遺症について,ご講演していただきました.多発性硬化症の患者様における心理面の問題では,抑うつの発生率とその原因について知識を深めることができました.頭部外傷後遺症の患者様については,家族の役割の確立や社会復帰に繋がる精神的なサポートの重要性について再認識することができました.さまざまな質疑・応答を通して,フランスの現状を知る良い機会となりました.

2009/4/15 kato & junya

第75回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2009年2月13日(金) 18:00〜 
 講 師:齋木しゅう子 先生
     東北福祉大学 健康科学部 リハビリテーション学科教授
 テーマ:運動時のエネルギー代謝状況
     ~メタボリックシンドロームとの運動のあり方~

 今回のご講演では,近年注目されているメタボリックシンドロームについて,分かりやすくご講演して頂きました.特に,代謝系のメカニズムと研究データを元にした臨床での運動処方について深く知る事が出来ました.これらの知識を生かし,臨床に役立てていきたいと思います.

2009/2/13 kato & junya

第74回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2009年2月6日(金) 18:00〜 
 講 師:水間正澄 先生
     昭和大学医学部 藤が丘リハビリテーション病院
     リハビリテーション科 教授
 テーマ:リハビリテーションに生かす東洋医学の知恵 ーM-Testについてー

 今回のご講演では,リハビリテーション医療と東洋医学の分野について,分かりやすくご講演頂き,ありがとうございました.特に,海外での発展や,セラピストでも安全に使用出来る無侵襲の皮膚刺激ツールに関心を持ちました.今回の講演を期に,普段での臨床に応用出来ればと思います.

2009/2/6 kato & junya



2008年


第73回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2008年11月21日(金) 18:00〜 
 講 師:山口 淳 先生
     大阪市立総合医療センター リハビリテーション科 診療部長
 テーマ:骨粗鬆症とリハビリテーションー包括的な観点からー

 今回のご講演では,骨粗鬆症と骨折の関係,また骨粗鬆症と薬物治療との関係をわかりやすく説明していただき,理解が深まりました.また,実際に検証された転倒実験の結果は興味深く,加齢変化によるステッピングの違いを理解し,今後の臨床や在宅での転倒予防に役立てて行きたいと思います.

2008/11/21 kato & junya

第72回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2008年10月2日(金) 18:00〜 
 講 師:Marlis Gonzalez-Fernandez 先生
     ジョンズホプキンス大学リハビリテーション専門医
 テーマ:脳卒中嚥下障害の人種差

 私たちが嚥下患者様に対する訓練をしていく中で,アジア人と異なる人種の患者様を担当することはほとんどありません.そのため,これまで嚥下患者様のいわゆる「基本情報」という部分に,人種という視点を持ったことが無く,今回の講演テーマは非常に新鮮で興味深いものでした.今後は嚥下障害の発症率が高いといわれるアジア人を対象として治療を進める中で,研究的な視点を持ち,臨床にのぞみたいと思います.

2008/10/2 kato & junya

第71回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2008年9月11日(金) 18:00〜 
 講 師:Michael A. Crary 先生
     フロリダ大学健康科学センターコミュニケーション障害学科教授
 テーマ:Modalities in Dysphagia Therapy: sEMG Biofeedback and NMES

 今回のご講演では, 摂食・嚥下障害に対する表面筋電図バイオフィードバックを用いた運動学習について,各疾患の治療効果を機能的経口摂取スケールの変化をもとに理解を深めることができました.また,神経筋電気刺激(NMES)や表面筋電図トリガー型電気刺激を用いた治療における効果や今後の課題などについても学ぶことができました.今回得られた知識を今後の臨床に役立てれるように頑張りたいと思います.

2008/9/11 kato & junya

第70回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2008年6月27日(金) 18:00〜 
 講 師:中馬孝容 先生
     滋賀県立成人病センター リハビリテーションセンター医療部
     リハビリテーション科
 テーマ:パーキンソン病のリハビリテーション

 今回のご講演では,パーキンソン病の病態・症状から,実際の臨床での訓練指導方法など幅広い分野の理解が深まりました.特に運動症状のみだけでなく,非運動症状に対する意識が高まりました.医療者として患者様への対応に細心の注意を払い,積極的なリハビリテーションを心がけていきたいと思います.

2008/6/27 kato & junya

第69回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2008年6月20日(金) 18:00〜 
 講 師:藤井直子 先生
     藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院 放射線科准教授
 テーマ:頭頸部領域のCT診断の進歩

 当院での嚥下評価は嚥下造影,嚥下内視鏡検査が主流でありどちらも平面での評価でありましたが,今回ご紹介いただいたADCTでは,立体的,継続的に様々な角度からの動きを観察できることに感動致しました.今回得られた知識を今後の臨床に役立てていきたいと思います.

2008/6/20 kato & junya

第68回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2008年5月28日(金) 18:00〜 
 講 師:川平和美 先生
     鹿児島大学医学部運動機能修復学講座機能再建医学教授
 テーマ:片麻痺回復のための新たな運動療法 ー効率的な神経路再建を目指してー

 今回のご講演で,脳卒中リハビリテーションは質と量に依存していることを再認識し,能力の獲得のみでなく運動麻痺の回復に対するアプローチが大切であると感じました.実技を交えて具体的な方法を見せていただけたことはとても貴重な経験であり,日々の臨床に取り入れていきたいと思います.

2008/5/28 kato & junya

第67回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2008年4月25日(金) 18:00〜 
 講 師:Désirée B. Maltais 先生
     Centre for Interdisciplinary Research in Rehabilitation
     and Social Integration, Laval University, Québec City, Québec
 テーマ:Energy and Walking in Cerebral Palsy

 今回のご講演は脳性麻痺患者の歩行について,歩行エネルギー効率を生物機械的効率指標(BEQ),身体活動レベル(PAL),酸素コストとの関係でご説明頂きました.脳性麻痺患者は酸素コストが高く,治療的介入として装具の使用や手術があり,その結果酸素コストが減少することを示して頂きました.当院でも脳性麻痺患者を治療する場面があり,私たちが関与できる装具について更に役立てていきたいと思います.

2008/4/25 kato & junya

第66回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2008年4月18日(金) 18:00〜 
 講 師:上月正博 先生
     東北大学大学院医学系研究科機能医科学講座内部障害学分野教授
 テーマ:内部障害のリハビリテーション:腎不全への効果と作用機序
 講 師:出江紳一 先生
     東北大学大学院医学系研究科機能医科学講座肢体不自由学分野教授
 テーマ:運動障害のリハビリテーション

 今回のご講演では,上月先生の臨床経験と実際の症例を交えて内部障害のリハビリテーションについて分かりやすくご説明いただき,理解が深まりました.透析患者様のかかえる問題点や運動療法の有効性について学ぶ事ができ,今後当院でも腎臓疾患に対する運動療法の在り方について考えて行きたいと思います.
 出江先生からは,TMSによる脳機能への干渉、および臨床的な効果について分かりやすくご説明いただきありがとうございました.rTMSの効果を書痙、およびUSNの治療を通して学ぶ事ができ、新たな知識を得る事ができました.出江先生の熱意に負けないよう,我々も努力していきたいと考えております.

2008/4/18 kato & junya

第65回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2008年2月22日(金) 18:00〜 
 講 師:内山 靖 先生
     名古屋大学医学部保健学科理学療法学専攻教授
 テーマ:動きをみる-リハビリテーションの臨床思考過程-

 今回のご講演では,先生の臨床経験と実際の症例を交えてリハビリテーションの臨床的な考え方を分かりやすくご説明いただき,理解が深まりました.障害モデルの移り変わりを理解し,それぞれの項目の違いを明確にする重要性を再認識しました.また,臨床動作観察のポイントや臨床思考過程の流れを踏まえ,今後の治療場面で役立てていきたいと思います.

2008/2/22 kato & junya



2007年


第64回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2007年10月16日(金) 18:00〜 
 講 師:Catriona M. Steele 先生
     Research Scientist and Corporate Practice Leader for
     Speech-Language Pathology and Audiology, Toronto
     Rehabilitation Institute
 テーマ:Measuring tongue movements

 今回は,嚥下時の舌動態について,食塊の物性,嚥下様式,年齢,味覚などの視点から研究された結果をご講演いただきました.舌動態を様々な視点から理解することができ,特に送り込み時の舌動態についてはとても興味深い内容でした.また,多くの質疑応答も行われ,今後の研究課題についてもお聞きすることができました.今回得た知識を,今後の臨床,研究に役立てたいと思います.

2007/10/16 kato & junya

第63回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2007年10月5日(金) 18:00〜 
 講 師:藤江正克 先生
     早稲田大学理工学術院教授
 テーマ:21世紀の超高齢社会を支えるロボット技術の現状と展望

 今回のご講演では,最先端のロボット技術を分かりやすく説明していただき,ロボット技術の進歩に驚くとともに,今後の超高齢社会に向け,医療福祉場面での活用に期待しました.また,高度な技術を可能とした,手術支援ロボットでは,既に実際の臨床場面でも活用されており,低侵襲であるために早期リハビリの介入が可能であること,患者と術者双方の負担が少ない等という点でロボットの必要性を再確認できました.

2007/10/5 kato & junya

第62回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2007年9月18日(金) 18:00〜 
 講 師:Rebecca Z. German 先生
     Vice-Chair for Research, Department of Physical
     Medicine & Rehabilitation, Johns Hopkins University
 テーマ:嚥下に関するEMG
 通 訳:松尾浩一郎 先生
     Johns Hopkins Physical Medicine and Rehabilitation

 今回は嚥下に関するEMGと題し講演していただきました.過去の研究から疑問点を1つずつ説明し,実際に先生が行なっている最新の研究結果について分かりやすく解説されました.EMGを用いることにより,嚥下に関する個々の筋の動きの多様性について理解することができ,この度得られた知識を今後の臨床,研究に役立てていきたいと思います.

2007/9/18 kato & junya

第61回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 【パネルディスカッション】
 日 時:2007年8月31日(金) 18:00〜 
 パネリスト:3名の摂食・嚥下障害の患者様
       横山通夫(リハ医),重田律子(ST),浦崎優子(看護師)
 テーマ:嚥下リハビリテーション経験者に聞く
 司 会:馬場 尊(衛生学部リハビリ学科教授)
     和田敬子 (愛知県看護協会)

 今回のパネルディスカッションでは,摂食・嚥下リハビリテーションについて3名の患者様を招き,当院で行われたリハビリテーションについての説明,および実体験を踏まえた感想を聞く事が出来ました.経管栄養から普通食に食形態が変わる事による患者様やご家族の喜びを改めて聞く事ができ,摂食・嚥下リハビリテーションの必要性を再認識しました.今後も,より多くの患者様の喜びの声が聞けるよう,一層努力していきたいと思います.

2007/8/31 kato & junya

第60回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2007年7月23日(金) 18:00〜 
 講 師:笹川 和彦 先生
     弘前大学大学院理工学研究科知能機械システム工学専攻准教授
 テーマ:生体の接触圧力測定システムの開発と応用
     − リハビリテーション領域への応用を中心に −

 今回のご講演では,接触圧力について分かりやすくご講演いただき,知識を深める事ができました.タイプ別の義足ソケット内圧力分布の違いや,弾性ストッキングの着用圧力分布,褥瘡予防のためのシート皮膚間の接触圧力等,臨床では主観的なデータを客観的に示していただき,非常に興味深かったです.また,当院でも嚥下リハビリは積極的に取り組んでいる分野であり,今後,嚥下接触圧力測定システムの臨床への応用に期待しています.

2007/7/23 kato & junya

第59回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2007年6月29日(金) 18:00〜 
 講 師:渡辺 英夫 先生
     社会保険大牟田天領病院リハビリテーションセンター所長
 テーマ:運動器疾患に対する装具を考える

 今回のご講演では,先生の長年の経験を生かした装具の知識,アイデアの豊富さに感銘を受けました.AFOの機能と適応について細かく説明して頂き,今後の装具選択の幅が広がりました.また,実技講習を含めた即席装具の作製方法は大変分かりやすく,当院でも今後使用していきたいと思います.

2007/6/29 kato & junya

第58回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2007年3月30日(金) 18:00〜 
 講 師:小池 康晴 先生
     弘東京工業大学精密工業研究所 助教授
 テーマ:筋電信号を用いたヒューマンインタフェースとリハビリテーション

 今回のご講演では,筋電信号を用いたヒューマンインタフェースについて実際の症例報告を通してご説明いただき,半側空間無視への治療手段や環境制御装置,電動車椅子駆動方法など臨床場面での幅広い可能性を知る事ができました.本講演にて得た知識を臨床場面に生かし,患者様のQOL向上に努めていきたいと思います.

2007/3/30 kato & junya

第57回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2007年3月23日(金) 18:00〜 
 講 師:森中 義広 先生
     横浜病院 リハビリテーション科 技師長
 テーマ:脳卒中異常歩行と下肢装具療法 ー病態によるベストな選択ー

 今回のご講演では,先生方が実践されているP-KAFO療法についてビデオを用い具体的に紹介していただき,異常歩行をみる上でのポイントや症状からの装具の選択,訓練と装具の関係について深く知ることができました.今後,当院においても短期間で最高の歩行能力を獲得するために,装具の選択やその適応時期など考慮しながら臨床場面で実践していきたいと考えております.

2007/3/23 kato & junya

第56回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2007年1月19日(金) 18:00〜 
 講 師:浜村 明徳 先生
     日本リハビリテーション病院・施設協会会長
 テーマ:高齢者のくらしを支えるリハビリテーション

 今回のご講演は、高齢者のくらしを支えるリハビリテーションと題し、先生が実践されている地域リハビリテーションと今後の課題について具体的な活動を交えてご紹介いただきました。特に,回復期病棟と老健の一日の総歩行量の比較の結果はとても興味深く,能力維持のためにいかに機能連携とマンパワーが重要かを実感しました.様々な課題があることを痛感し、急性期のリハビリに携わる我々も今後は課題を先送りしていかないよう取り組んでいきたいと思います.

2007/1/19 kato



2006年


第55回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2006年11月17日(金) 18:00〜 
 講 師: 大高 洋平 先生
     慶友整形外科病院リハビリテーション科部長
 テーマ:転倒予防

 今回のご講演は、先生が実践されている転倒予防プログラムを紹介して頂き、運動指導の他に環境調整や栄養指導など様々な視点から取り組んでいくことが重要であると実感しました。今後の訓練や退院時指導の際に実践していきたいと考えております。また、転倒のストラテジー分析について研究報告があり、当院でも歩行分析に3次元動作解析を行なっている為とても興味深く、トレッドミルを使用した応用訓練の広がりを感じました。

2006/11/17 kato

第55回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2006年10月27日(金) 18:00〜 
 講 師:宮川 哲夫 先生
     昭和大学保健医療学部理学療法学科助教授
 テーマ:救急集中治療領域における呼吸理学療法

 今回のご講演は,「救急集中治療領域における呼吸理学療法」と題し、ご講演いただきました.それぞれ疾患に応じた呼吸理学療法のエビデンスの説明から始まり、排痰の原理などわかりやすく説明して頂きました.また、人工呼吸器の設定にあわせたSqueezingの方法の説明はとても勉強になり、急性期治療においていかに呼吸リハビリが重要であるかということを痛感致しました.
 今後はスタッフ一同、知識と技術の向上を目指し、早期離床、早期抜管が実現できるようつとめていきたいと思いました.

2006/10/27 kato

第53回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2006年7月14日(金) 18:00〜 
 講 師:玉垣 努 先生
     神奈川リハビリテーション病院 リハビリテーション局 
     作業療法科 副技官
 テーマ:セラピストの手技(テクニック)の分析と教
 講 師:玉垣 幹子 先生
     神奈川リハビリテーション病院 リハビリテーション局 
     作業療法科 主査
 テーマ:体幹でのアクティビティの紹介

 今回のご講演は,玉垣 努 先生より「セラピストの手技(テクニック)の分析と教育」と題し、ご講演いただきました.バルーンを使ったデモンストレーションでは,熟練者と学生との歴然とした技術の差を目の当たりにし,患者様の安心できる定位をいかに見つけられるかが,治療においての重要な課題であることが分かりました.また,セラピスト全体の治療技術の向上に向け,先生のテクニックを伝えるためにどのような指導方法が効果的であるのか,さらには教科書からの技術の習得が可能であるかといった研究をされていることに感銘を受けました.私たちも大学病院の職員として学生に指導する立場でもあり,そのような視点を持って,指導していきたいと思います.
 玉垣 幹子 先生からは「体幹でのアクティビティの紹介」と題し、ご講演いただきました.普段,どこにでもあるような椅子を用い,支持面を能動的に探索するという発想に感銘を受け, 動的安定性について椅子を前後左右に動かす行為を例に,視覚的にも分かりやすく説明して頂きました.また,ビデオを用いた症例紹介では,訓練前後のパフォーマンスの変化を見せて頂き,動作の多様性の重要さが理解できました.今後は,動きと知覚の関係を念頭に入れ,日々の臨床を行っていきたいと思います.

2006/7/14 kato

第52回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2006年4月28日(金) 18:00〜 
 講 師:大橋 ゆかり 先生
     茨城県立医療大学理学療法学科 教授
 テーマ:運動学習と臨床

 今回のご講演は,運動学習についてスキーマ理論,ダイナミカル・システムズ理論の二つの理論について,デモンストレーションや具体例を交えて分かりやすく解説していただきました.運動学習の過程において,過剰なフィードバックが負の作用をもたらすということを再認識し, 効果的なフィードバックがいかに重要であるか、具体的なアプローチ方法をご教示いただき,臨床場面におけるポイントとして整理することができました.今後,日々の臨床において,運動学習理論に基づいた治療,妥当なフィードバックができるよう精進していきたいと思います.

2006/4/28 kato

第51回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2006年3月3日(金) 18:00〜 
 講 師:近藤 和泉 先生
     弘前大学医学部付属病院リハビリテーション部 助教授
 テーマ:小児の機能評価,最近の進歩

 今回のご講演は,小児リハの機能評価のために使われる評価尺度について解説していただきました.日々の臨床において,妥当な評価やゴール設定,予後予測の重要性は実感しておりますが,経験の未熟さ,知識不足から十分には行えていないのが現状です.より確実な予後の推定と治療効果の判定,訓練目標の設定などがこれらの尺度によって可能となるとのことで,今後の臨床に取り入れていきたいと思います.また,ご家族とのコミュニケーションの図り方に関してもアドバイスを頂き,情報提供とアフターケア,治療手段の選択の尊重など大変参考になりました.

2006/3/3 kato

第50回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2006年1月14日(金) 18:00〜 
 講 師: 才藤 栄一 先生
     藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学講座 教授
 テーマ:経験的リハビリテーション研究論

 講 師: 里宇 明元 先生
     慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室 教授
 テーマ:宇宙からみたリハビリテーション医学~われわれに何ができるか

 藤田保健衛生大学リハビリテーション部門研修会が第50回を迎え、本研修会の会長であります才藤先生に講演頂きました。
 今回は、才藤先生より『経験的リハビリテーション研究論』と題しまして、過去の研究から現在進行している最先端の研究に至るまでのさまざまな分野から、臨床研究の意味・目的について詳しく説明して頂きました。今後、私たち訓練士が専門家として臨床を生きるにあたり尺取り虫の話は心に残り、実践すべきことであると感じました。
 また、里宇先生からは国際宇宙ステーション計画や宇宙旅行の話題もメディア等で取り上げられている宇宙について、リハビリテーションの重要性を示した近未来的な話でした。微重力環境は身体へさまざまな影響を与え、リハ医学と宇宙での身体不活動に伴う廃用症候群は深く結びついており、特に筋萎縮の対策について具体的に示されました。一般の人が宇宙空間を体験する機会が間もなく到来することを予感する今、新たにリハビリテーションが必要とされる貴重な講演で、私達はより広い視野を持たなければならないと感じております。

2006/1/14 kato



2005年

第49回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2005年10月28日(金) 18:00〜   講 師:石合 純夫 先生      札幌医科大学医学部リハビリテーション医学教授  テーマ:半側空間無視の考え方と治療戦略

 今回の講演は「半側空間無視の考え方と治療戦略」と題し,ご講演いただきました.長年に渡る半側空間無視の研究分野でのご経験から,具体的な評価法と結果の解釈の仕方や見解などを提示され,大変分かりやすい内容でした.日々の訓練や日常生活の阻害因子となり得る半側空間無視についての発現メカニズムを理解できたことで,治療のポイントをつかむ貴重な機会となりました.プリズム順応に関する研究を私たちも進めておりますが,まだまだ症例数が少なく知識不足でもあり試行錯誤している状態です.今後の先生の研究を参考にさせて頂き,新しい知見を取り入れて具体的な治療に結びつく研究活動を進めていきたいと考えております.

2005/10/28 kato

第48回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2005年9月30日(金) 18:00〜 
 講 師: 三戸 香代先生
     北里大学医療衛生学部リハビリテーション学科作業療法学専攻
 テーマ:養護学校生徒の進路とその評価

 今回のご講演では,医療とは異なる現場での作業療法士として,養護学校生徒とまたその家族や教員,社会との関わり合いについて,実体験を基にした内容であり,その難しさや重要性を実感しました.
特に家族や学校関係者に対する情報の提示や指導におきましては,すべてを伝えればよいという訳ではなく,フォローしきれる範囲内を考え,何を伝えて何を伝えないでおくべきかを判断することが必要であることを知りました.
また,家族及び本人,関係者側のニーズと作業療法士としてのアセスメントから得られた結果とのギャップを調整し,生徒の進路,今後の方向性を提示することが大切だと感じました.
当院におきましても知的障害児を対象とすることがあります.ご講演の中で医療施設での乳幼児期における長期的な見通しの情報提示がいかに重要かとご教示いただき,今後の臨床場面におけるポイントとして整理することができました.

2005/9/30 kato

第47回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2005年8月31日(金) 18:00〜 
 講 師:Christy L. Ludlow 先生
     Chief, Laryngeal and Speech Section
     Clinical Neurosciences Program
     Medical Neurology Branch National Institute of Neurological Disorders and Stroke
 テーマ:Central nervous system control of the human laryngeal muscles for voice, speech and swallowing

 今回は,様々な臨床や研究の経験の中から、発声と嚥下について説明して頂きました. 基本的な機能、制御の説明から、研究結果を用いた興味深い話まで、分かりやすく説明して頂きました.講演終了後も、質疑応答が活発に行われとても有意義な時間を過ごすことができました. 
 今後は、先生が特に強調されていた感覚フィードバックの重要性等に関しても意識していきたいと思います.我々も今後は課題を先送りしていかないよう取り組んでいきたいと思います.

2005/8/31 kato

第46回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2005年7月28日(金) 18:00〜 
 講 師:田中 誠一 先生
     浜松大学健康プロデュース学部長・東海大学名誉教授
 テーマ:スキル・トレーニング

 今回は,長年に渡るSkillTrainingの分野でのご経験から,具体的な事例を提示した内容であり,運動機能の改善に必要な運動単位動員率の重要性について,運動生理学的な観点とともに大変分かりやすく勉強させて頂きました.
 また,パフォーマンスをより高度にするためには,意識の集中と具体的な言語指示が大きく関わっており,被指導者の言語力水準に合わせて,指導者はパフォーマンスを適切に言語化することが重要であると感じました.
 今後,臨床場面において,患者様へ動作を指導する際に,運動学習の段階に応じた言語指示と,ビジュアル化した情報とを使い分けた促し方を取り入れていきたいと思います.

2005/7/28 kato

第45回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2005年7月14日(金) 18:00〜 
 講 師:棚橋 汀路 先生
     棚橋医院院長
 テーマ:嚥下障害に対する外科的治療の考えかた

 今回の講演では、長年に渡る嚥下障害の分野でのご経験から具体的な症例を提示した内容であり、大変分かりやすく外科的治療について勉強させて頂きました。図や写真などのスライドを交えての術式の説明や、ビデオを用いての術前・術後の経過を提示頂き、機能的な手術方法について見識を深めることができました。
 今後、嚥下障害を持った患者様に多く携わるセラピストとして,訓練場面の中でどのように介入していけるのかを模索し,臨床研究を進めていきたいと思います.

2005/7/14 kato

第44回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2005年6月3日(金) 18:00〜 
 講 師:椎名 英貴 先生
     ボバース記念病院 言語聴覚士
 テーマ:摂食・嚥下障害と姿勢の問題

 今回摂食・嚥下障害と姿勢の関係性、神経生理学的な影響、メカニズムについて幅広い内容を学ぶことができました。食べることは人間の楽しみの一つであり、また生きていく中で必要な行為でもありますが、障害を負うとなかなか克服することが困難な方が多くみえます。当院では、嚥下障害をもった患者様のリハビリテ-ションに携わる機会が多く、PT/OTの治療的アプローチ方法の難しさを感じていましたが、今回介入できるヒントを頂くことができました。今後日々の臨床場面で、姿勢コントロールに着目し、嚥下障害に対して積極的にアプローチしていきたいと思います。

2005/6/3 kato

第43回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2005年3月4日(金) 18:00〜 
 講 師:大田 仁史 先生
     茨城県立医療大学付属病院院長
 テーマ:介護予防と終末期リハビリテーション

 当院のような急性期リハビリテーションに携わる私どもは、患者様の身体機能や能力ばかり目を向けがちです。急性期のリハビリテーションにおいても、目に見えない患者様の尊厳や、最新状態を把握した上で、急性期や回復期、維持期、終末期のリハビリテーションの流れを意識し、チーム医療で支えることが重要であると感じました。医療の枠を超えて人間らしい生活、人間らしい最期について、生活の質を高めながら生きていく素晴らしさに感銘を受けました。

2005/3/4 kato

第42回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2005年1月28日(金) 18:00〜 
 講 師:鈴木 重行 先生
     名古屋大学医学部保健学科理学療法学専攻教授
 テーマ:疼痛抑制とIDストレッチング

 有痛性の運動制限を呈する患者様に対し,各治療法がどのような生体反応(血流の改善,筋緊張の低下,可動域の改善)を引き起こすか充分に理解し,患者個々の病態に応じて仮説を立て治療していくことがいかに重要かを痛感致しました.また,IDストレッチングを施行するにあたっては,筋の走行,起始停止部などの解剖学を理解した上で的確に筋・腱が触診できる技術が必要であると感じました,
 今回,実技を通してご講演頂き,実際の治療場面を目の当たりにしたことで,複雑な臨床像の把握,さらに的確な治療方法の選択や治療効果の判定を学ぶことができました.

2005/1/28 kato

第41回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2005年1月14日(金) 18:00〜 
 講 師:石川 誠 先生
     初台リハビリテーション病院院長
 テーマ:回復期リハビリテーションの展望

 急性期病院の役割と今後の課題,回復期リハ病棟の特徴と問題点を具体的に,大変分かりやすく御講演いただきました.現在,回復期リハビリテーションに対する医療機関の関心は高く,回復期リハ病棟を開設する病院が多くなってきております.今回,その現状での問題点について体験をもって聞くと共に,今後の医療制度について触れることができました.特に貴院での早出,遅出などの斬新なアイデアと,より専門性を意識した適材適所の配置などには大変驚かされました.病々連携,病診連携に限らず,各職種間の連携の大切さを学ぶことができ,さらにマンパワーや情報収集・提供など,患者本位の連携に向けて日々努力されている姿勢に関心を持ちました.以前から問題視されているマンパワーやスタッフの技術・経験不足というような理念なき回復期リハ病棟にならぬよう,私ども一人一人が信念を持って努力し前進してきたいと思います.

2005/1/14 kato



2004年

第40回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2004年11月26日(金) 18:00〜 
 講 師:保村 譲一 先生
     星城大学リハビリテーション学院 学院長
     愛知県理学療法士会 会長
 テーマ:理学療法および作業療法の専門教育について~現況と将来展望~

 今回は「理学療法および作業療法の専門教育について~現状と将来展望~」と題し,専門職教育の定義から教育現場の現状や問題点,将来展望を大変わかりやすくご講演頂きました.卒前・卒後教育の重要性や専門職に対する責任感,また生涯学習による専門性を高めていく努力の必要性を強く実感することができました.

2004/11/26 kato

第39回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2004年8月20日(金) 18:00〜 
 講 師:近藤 国嗣 先生
     川崎市立川崎病院 リハビリ科 医長
 テーマ:シリコンライナーソケットの臨床

 今回はシリコンインナーソケットの臨床と題して,下腿義足における歴史から様々なソケットの特徴と適応、臨床応用への新しい知見を詳しく御講演いただきました。特にシリコンライナーソケットの特徴や臨床への適応,問題点を大変分かりやすく説明していただき,興味深く聞かせて頂きました.

2004/8/20 kato

第38回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2004年7月2日(金) 18:00〜 
 講 師:村岡 慶裕 先生
     藤田保健衛生大学衛生学部リハビリ学科 助教授
 テーマ:脳卒中患者に対する新しい電気刺激法
 
 講 師:橋本 圭司 先生
     東京医科歯科大学 難治疾患研究所被害行動学研究部門
 テーマ:脳外傷リハビリテーションの実際-医療・福祉の谷間での支援-

 今回は村岡先生より,電気刺激装置について,基本的な仕組みから作用、臨床応用に至まで分かりやすくご講演していただきました.特に先生が開発された脳卒中患者を対象とした麻痺筋に対する電気刺激装置のお話はとても興味深く,脳卒中患者のリハビリテーションに多く携わる私供にとっては神経生理学的な治療効果や有用性を学ぶ良い機会となりました.
 橋本先生からは,脳外傷患者における医療や制度的な現状と問題を具体的に大変わかりやすくご講演いただきました.その中でも認知障害を呈する患者に対する連携や具体的な治療と対応は我々にとって大変刺激的で今後の臨床などに生かしていきたいと感じました.

2004/7/2 kato

第37回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2004年3月12日(金) 18:00〜 
 講 師:和田 太 先生
     産業医科大学リハビリテーション医学講座 講師
 テーマ:運動における筋血流の調節機構

 今回,運動における筋血流の調節機構と題し,運動時の循環調節,運動強度における筋内酸素動態,更には不全脊損者における酸素動態とその考察について生理学的見知から詳しくご講演いただきました.特に不全脊損者での麻痺筋においての研究で,運動強度の違いによる筋血流の変化はとても興味深いお話でした.

2004/3/12 kato



2003年


第36回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2003年12月13日(金) 18:00〜 
 講 師:才藤 栄一 先生
     藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学講座 教授
 テーマ:運動学習

 リハビリ医療の有力手段である治療的学習,その中核を示す運動学習の概念についてご講演いただきました.基礎的な説明から始まり応用的考察も含んだとても興味深いお話でした.明日からの臨床に役立たせて行きたいと思います.

2003/12/13 kato

第35回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2003年7月11日(金) 18:00〜 
 講 師:中村 春基 先生
     兵庫県立総合リハビリテーションセンター リハビリ療法部 室長補佐
 テーマ:義手

 今回は主に筋電義手について講演してくださいました。過去の経験談などを交え、最先端の知識を御指導していただきました。スライド発表の後は、ビデオを使用し、義手を使用した方のIADLの様子を説明していただきましたが、特に、筋電義手で卵を割る映像はとても感動しました。

2003/7/11 kato

第34回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2003年5月30日(金) 18:00〜 
 講 師:網本 和 先生
     東京都立保健科学大学保健科学部理学療法学科 助教授
 テーマ:右半球症状へのリハビリテーション

 今回は右半球症状へのリハビリテーションについて,高次神経機能障害の評価と治療に関する実態から半側空間無視とPusher現象のメカニズムと治療アプローチについて,わかりやすくご講演いただきました.
 特に,半側空間無視へのアプローチで感覚運動可塑性刺激としてプリズム適応の効果は,我々リハスタッフにとって大変刺激的なものでありました.

2003/5/30 kato

第33回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2003年2月21日(金) 18:00〜 
 講 師:豊倉 穣 先生
     東海大学医学部付属大磯病院リハビリテーション科 助教授
 テーマ:リハビリテーション医療における functional MRI:随意運動に関する知見から

 今回は随意運動中の脳活動について,functional MRIによる機能画像の概要から治療効果との関連まで,わかりやすくご講演いただきました.また,脳卒中特に急性期において,患肢単独使用より健側を含めた両手動作において病変側SMCが顕著に賦活するという報告は,我々リハスタッフにとって大変刺激になりました.

2003/2/21 kato




2002年

第32回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2002年12月7日(金) 18:00〜 
 講 師:園田 茂 先生
     藤田保健衛生大学七栗サナトリウム 教授
 テーマ:回復期の脳卒中リハビリはどこに重点をおくべきか

 講 師:小口 和代 先生
     刈谷総合病院リハビリテーション科 医長
 テーマ:障害白書

 

 今回は園田先生より、回復期のリハビリについて、運動学習理論、訓練手技(トレッドミル歩行など)の紹介を用い、わかりやすく講演していただきました。また、実際に輪投げを用いてのセラピストから患者へのフィードバックの重要性、FIT
programの成果を紹介しながらの訓練の量の必要性についても説明していただきました。

 小口先生からは、障害白書と題し、以前講演された内容の続編として現在の医療について説明していただきました。医療環境の介護保険法などの施行による変化、身体障害者数の年次推移、身体障害者と介護認定者の関係など様々な内容について講演していただきました。

2002/12/7 kato

第31回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2002年10月19日(金) 18:00〜 
 講 師:奥田 弘美 先生
     岐阜大学医学部非常勤講師 医師(精神科,ターミナルケア)
     (財)生涯学習開発財団認定コーチ メディカル&ライフサポートコーチ
 テーマ:医療現場に役立つコーチングコミュニケーション

 

 コーチングの基本理念をはじめ,代表的なスキルを医療者向けにデモンストレーションをまじえて分かりやすく説明していただきました.普段の臨床場面を思い浮かべて,自分自身のコミュニケーション方法を客観的に考えることができました.また,実際にロールプレイを体験し,今後の臨床における即戦力となりました.

2002/10/19 kato

第30回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2002年9月14日(金) 18:00〜 
 講 師:Karen M.Hiiemae 先生
     Syracuse University(New York)
     共催 中部摂食・嚥下リハビリテーション研究会
 テーマ:Feeding in mammals and its evolution

 

 先生の研究の軌跡を動物(opossumなど)の摂食に関して、顎の形態や口蓋、舌骨の動きを中心にご講演いただきましたが、特に顎と舌、舌骨の連動した動作に関しては興味深いものでした。また、哺乳類と人間の摂食・嚥下機能の相違について、液体と固形物に分けて説明して頂きとても勉強になりました。

2002/9/14 kato

第29回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2002年8月30日(金) 18:00〜 
 講 師:大谷 俊郎 先生
     慶應義塾大学医学部整形外科学教室医局長
 テーマ:臨床に役立つ膝のバイオメカニクス

 講 師:岡島 康友 先生
     杏林大学医学部リハビリテーション医学教授
 テーマ:運動にまつわる諸法則

 

 大谷先生からは、機能解剖から始まり、靱帯損傷、人工膝関節置換術などについて、過去の経験に基づきわかりやすく講演していただきました。特に、関節角度に合わせた膝の自由度の関係については興味深いものでした。また、岡島康友先生には、運動にまつわる諸法則と題し、Fitts、Hick、Schmidtの法則などを方程式や図を用い講演していただきました。特にリハビリテーションに重要な運動学習理論の説明では、明日からの臨床での新たな視点に気づくことができました。

2002/8/30 kato

第28回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2002年7月11日(金) 18:00〜 
 講 師:加藤 真介 先生
     徳島大学医学部 整形外科 助教授
 テーマ:脊損患者の急性期治療

 講 師:岩坪 暎二 先生
     労働福祉事業団 総合せき損センター泌尿器科 部長
 テーマ:脊損患者の排尿障害

 

 加藤先生より,正確な病態把握,予後を見据えた治療選択の重要性,保存療法,外科的治療の実際について,講演していただきました.特に,急性期の脊損患者管理の目標,脊髄機能回復など整形外科医の観点から,わかりやすく説明していただきました.また,岩坪先生には,排尿障害について解剖学的,生理学的な知識,診断,治療を始め,障害者の病態に応じたきめ細かい排尿管理対策など広い範囲にわたりご講演いただきました.特に,我々リハビリテーションに携わる者としては,脊損患者のADL自立に重要となる排尿訓練,自己導尿は,興味深いものでした.

2002/7/11 kato

第27回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2002年5月18日(金) 18:00〜 
 講 師:才藤 栄一 先生
     藤田保健衛生大学病院医学部リハビリテーション医学講座 教授
 テーマ:片麻痺の装具療法

 講 師:水野 元実 先生
     藤田保健衛生大学リハビリテーション専門学校
 テーマ:我々の提案する新しい短下肢装具デザイン

 講 師:長谷川 昌士 先生
     藤田保健衛生大学病院リハビリテーション部
 テーマ:日常生活のなかの短下肢装具

 講 師:山本 澄子 先生
     国際医療福祉大学・大学院 福祉工学分野 教授
 テーマ:脳卒中患者の短下肢装具~最近の進歩~

     

 

 才藤先生より、片麻痺の装具療法についての基本的な概念から始まり、装具選択の合理的な考え方などについて、講演していただきました。水野先生には、短下肢装具の現時点での課題について説明したのち、課題を解決するための新しい短下肢装具について講演していただきました。長谷川先生には、短下肢装具着脱に対する疑問点について、実際の患者のデータを用いた研究結果をもとに講演していただきました。さらに、山本先生からはエンジニアの観点から、装具の機能が片麻痺患者の歩容に及ぼす影響、DACS
AFO開発の軌跡、開発中の新しい装具などついて講演していただきました。

2002/5/18 kato

第26回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2002年3月30日(金) 18:00〜 
 講 師:中村 春基 先生
     兵庫県立総合リハビリテーションセンターリハビリ療法部 室長補佐
 テーマ:頸損の移動

 

 実践的な頚髄損傷者のリハビリテーションについて,映像などを用い分かりやすく説明していただきました.

2002/3/30 kato

第25回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2002年1月18日(金) 18:00〜 
 講 師:長谷 公隆 先生
     慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室 専任講師
 テーマ:姿勢制御

 

 立位姿勢姿勢制御についての基本的なことから、片麻痺患者を用いた臨床的研究等について分かりやすく講演していただきました。

2002/1/18 kato

2001年

第24回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2002年12月1日(金) 18:00〜 
 講 師:永井 将太 先生
     藤田保健衛生大学七栗サナトリウムリハビリテーション部
 テーマ:FIT programの成果

 講 師:武田 斉子 先生
     藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学講座
 テーマ:咀嚼-嚥下連関

 講 師:辻 哲也 先生
     慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室
 テーマ:脳の可塑性-磁気刺激による検討

 

 永井先生より,現状のリハビリテーション医療の問題点を補い,最短の期間で最高の到達度を達成するシステム:FIT programの成果について説明していただきました.武田先生には,今まで別々に議論されることが多かった咀嚼と嚥下の関連の重要性について説明していただきました.さらに,辻先生からは,実際の研究データを用い,脳の可塑性について説明していただきました.また,リハビリテーション 医学におけるTMSの有用性についても説明していただきました.

2001/12/1 kato

第23回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2001年10月20日(金) 18:00〜 
 講 師:鈴木 克侍 先生
     藤田保健衛生大学医学部整形外科学教室 助教授
 テーマ:上肢の骨折に伴う合併症~神経麻痺に対して~

 講 師:植田 尊善 先生
     労働福祉事業団総合せき損センター第二整形外科部長・リハビリテーション科部長
 テーマ:頸髄損傷

 

 鈴木先生より,上肢解剖の基本的な内容から始まり,当院での神経麻痺に対するope成績などについて,分かりやすく説明していただきました.植田先生からは,総合せき損センターでの経験,現状を中心に救急治療から慢性期までを,理解し易く説明していただきました.

2001/10/20 kato

第22回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2001年9月1日(金) 18:00〜 
 講 師:里宇 明元 先生
     埼玉県総合リハビリテーションセンター リハビリテーション部 部長
 テーマ:介護負担感-リハビリテーションの立場からの取り組み-

第21回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2001年5月12日(金) 18:00〜 
 講 師:園田 茂 先生
     藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学講座 助教授
 テーマ:高次大脳皮質機能 鏡と音と言葉

 講 師:田島 文博 先生
     浜松医科大学リハビリテーション部 助教授
 テーマ:生体応答の観点からみた運動の分類と障害者の特質

第20回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2001年4月21日(金) 18:00〜 
 講 師:山崎 信俊 先生
     慶應義塾大学理工学部機械工学科 教授
 テーマ:身体運動の力学的原理

第19回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2001年月日(金) 18:00〜 
 講 師:寺西 利生 先生
     藤田保健衛生大学病院リハビリテーション部 理学療法士 係長
 テーマ:トレッドミル歩行

 講 師:澤 俊二 先生
     茨城県立医療大学保健医療学部作業療法学科 助教授
 テーマ:片麻痺患者の感覚障害


2000年

第18回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2000年10月26日(金) 18:00〜 (第5回七栗リハビリテーションセミナーと共同開催)
 講 師:冨田 昌夫 先生
     神奈川リハビリテーション病院 理学療法士
 テーマ:片麻痺の理学療法

第17回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2000年9月3日(金) 18:00〜 (第4回七栗リハビリテーションセミナーと共同開催)
 講 師:Jeffrey B Palmer (ジェフリー パーマー) 先生
     ジョンズホプキンス大学リハビリテーション科 助教授
 テーマ:米国のリハビリテーション

第16回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2000年6月3日(金) 18:00〜 
 講 師:小口 和代 先生
     刈谷総合病院リハビリテーション科
 テーマ:障害白書

 講 師:園田 茂 先生
     藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学講座 助教授
 テーマ:ADL

第15回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2000年2月26日(金) 18:00〜 
 講 師:板場 英行 先生
     高知医療学院 理学療法学科
 テーマ:ROM制限に対するモビライゼーション


1999年

第14回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:1999年12月18日(金) 18:00〜 
 講 師:真田 弘美 先生
     金沢大学医学部保健学科 教授
 テーマ:褥創治療の考え方と実際

 講 師:川村 次郎 先生
     医療法人 大和会 日下病院 院長
 テーマ:切断のリハビリテーションの考え方

第13回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:1999年9月3日(金) 18:00〜 
 講 師:加藤 庸子 先生
     藤田保健衛生大学医学部脳神経外科 講師
 テーマ:脳卒中の治療 ~最近の進歩~

 講 師:島田 洋一 先生
     秋田大学医学部リハビリテーション部 助教授
 テーマ:機能的電気刺激の臨床応用

第12回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:1999年7月3日(金) 18:00〜 
 講 師:岡西 哲夫 先生
     藤田保健衛生大学リハビリテーション専門学校 専任教員
     藤田保健衛生大学病院リハビリテーション科 係長
 テーマ:関節可動域および筋力増強訓練の再考

第11回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:1999年3月30日(金) 18:00〜 
 講 師:Associate Prof. Glen Davis 先生
     Director of the Rehabilitation
     Research Centre at the University of Sydney,Australia
 テーマ:”Cardiovascular Stresses and Energy Costs of
     Orthotic and FES-assisted Gait in Paraplegia”

 講 師:Mr. Andrew Barriskill 先生
     Neopraxis Pty Ltd,Sydney,Australia
 テーマ: “the Praxis24 Neuroprosthesis”

第10回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:1999年3月13日(金) 18:00〜 
 講 師:冨田 昌夫 先生
     神奈川リハビリテーション病院理学療法科
 テーマ:片麻痺の運動療法の実際

第9回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:1999年月日(金) 18:00〜 
 講 師:Prof.Brian Andrews 先生
     Department of Biomedical Engineering, University of Alberta
 テーマ:Ambulation and Rowing after SCI using Electrical Stimulation

第8回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:1999年2月5日(金) 18:00〜 
 講 師:安藤 守秀 先生
     藤田保健衛生大学医学部呼吸器アレルギー内科 講師
 テーマ:呼吸器のリハビリテーションの実際

 講 師:田中 信行 先生
     鹿児島大学医学部リハビリテーション医学講座 教授
 テーマ:循環器疾患への新しい応用としての温熱・水治療


1998年

第7回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:1998年12月19日(金) 18:00〜 
 講 師:板場 英行 先生
     高知医療学院 理学療法学科
 テーマ:肩・腰椎のモビライゼーション

第6回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:1998年9月5日(金) 18:00〜 
 講 師:安藤 守秀 先生
     藤田保健衛生大学医学部呼吸器アレルギー内科 講師
 テーマ:呼吸器のリハビリテーション

 講 師:石神 重信 先生
     防衛医科大学校リハビリテーション部 助教授
 テーマ:脳血管障害急性期のリハビリテーション -up date-

第5回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:1998年5月9日(金) 18:00〜 
 講 師:柏木 正好 先生
     富士温泉病院
 テーマ:脳卒中片麻痺とADL


1997年

第4回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:1997年11月29日(金) 18:00〜 
 講 師:小池 康晴 先生
     トヨタ自動車株式会社バイオ・ラボ担当員
 テーマ:計算理論-運動制御研究の最先端-

 講 師:才藤 栄一 先生
     藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学講座 助教授
 テーマ:対麻痺者の歩行再建

第3回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:1997年9月17-18日(金) 18:00〜 
 講 師:Sara Palmer (サラ パーマー) 先生
     前ジョンズホプキンス大学リハビリテーション科 講師
 テーマ:リハビリテーション医療における心理学的諸問題

 講 師:Jeffrey B Palmer (ジェフリー パーマー) 先生
     ジョンズホプキンス大学リハビリテーション科 助教授
 テーマ:摂食・嚥下障害のリハビリテーション

第2回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:1997年4月26日(金) 18:00〜 
 講 師:冨田 昌夫 先生
     神奈川リハビリテーション病院理学療法科
 テーマ:脳卒中の理学療法の実際


1996年

第1回藤田医科大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:1996年9月13日(金) 18:00〜 
 講 師:水野 雅康 先生
     藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学講座 講師
 テーマ:廃用性筋萎縮について

 講 師:大橋 正洋 先生
     神奈川リハビリテーションセンター 部長
 テーマ:リハビリテーションは適応行動の学習